【新型コロナ】県所管域で32人確認 100歳代の女性が感染(28日)

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県は28日、県所管域で10歳未満から100歳代までの男女32人の感染が新たに確認されたと発表した。1人が中等症で、1人は軽症または無症状。18人の感染経路が不明という。

 年代別内訳は10代が7人で最多。80代が6人、30.40代が各4人、50代が3人、20.60.70代が各2人、10歳未満と100歳代が各1人だった。

 秦野市などに住む10代の男女4人は、東海大学の学生。同大の感染者数は計9人となった。同大は既に、ラグビー部の学生・教職員のほか、水泳部やソフトボール部の学生の感染を公表している。

 「みどり野リハビリテーション病院」(大和市)では、利用者の50代女性と80代男女3人の計4人が感染。同病院関係の陽性者数は計8人となった。「晃風園デイサービスみのり」(同市)では、職員の50代女性と70代男性の感染が確認され、施設の陽性者数は計6人に。同市の高齢者施設でも、100歳代の女性と30代の男性施設職員の感染が新たに判明した。

 座間市の陽性者の1人は、クラスター(感染者集団)が発生した相模原南署刑事課の30代男性巡査部長。県警警務課によると、同署では10人目の感染確認となり、現在署員約310人のうち約140人が自宅待機している。

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