検査技師が検体採取学ぶ 県内の感染拡大に備え

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 富山県内で新型コロナウイルス感染が拡大する事態に備え、県臨床検査技師会は28日、富山市の県医師会館で、感染を判別するPCR検査の講習会を開き、会員約20人が検体の採取方法を学んだ。検体採取は医師が行っているが、感染者が増えれば技師も対応に当たる可能性があり、参加者は表情を引き締めて手順を確認した。

 参加者は感染が疑われる人に対し、綿棒を使って鼻から「拭い液」を採取する際の注意点を学んだ。富大附属病院感染症科の宮嶋友希医師が講師を務め、患者の飛まつが掛からないよう横や後ろに立つことや、鼻の奥まで綿棒を入れることを助言した。採取時に必要な防護服の着脱方法も説明した。

 県臨床検査技師会によると、検査技師はPCR検査の検体の分析を行っている。一部の感染拡大地域では医師の手が足りず、検査技師が検体採取に携わっており、県内でも検査技師が採取した事例があるという。感染が拡大し医師だけでは対応しきれなくなった場合に備え、適切、安全に採取できるよう、研修を実施した。

 受講した済生会富山病院の折田恵さん(38)は「検体採取時に院内感染を生むことがないよう気を付けたい」と話した。