
エゴマの特産化を目指す富山市と市えごま6次産業化推進グループは28日、「富山えごま男子スパイスカレー部」を発足し、同市黒崎の日本海ガスショールームPregoで初の料理教室を開いた。参加者に活動内容を会員制交流サイト(SNS)で発信してもらい、「富山えごま」を県内外にPRする。(岸弦太)
エゴマは、高血圧抑制や生活習慣病予防などに効果があるとされる。富山市が特産化と消費拡大に力を入れている。
これまで市と6次産業化推進グループは料理教室を数回開いてきたが、参加者は女性や高齢者が大半だった。男性にも好みの料理を通してエゴマに親しんでもらおうと、スパイスカレー部を発足した。
同市に通勤通学または在住している男性10人を募集。キャプテンには市が今年7月に「富山えごま伝道師」に任命したタレントのパークマンサーさん(射水市出身)を選んだ。
初の料理教室では、富山市上冨居のカレー店「アジャンタスパイス」の石崎和生代表が、エゴマを含む26種類のスパイスやハーブの香りを解説しながら実演。参加者は好みのスパイスを選んで作ったカレーを味わった。石崎さんがエゴマでカレーを巻く独自の食べ方を紹介すると参加者は早速試していた。
同市の谷志津雄さん(37)は「スパイスカレーとエゴマの組み合わせを自宅でも楽しみたい」と話した。次回は来年1月の予定。
