復興への決意新た 新地駅周辺市街地整備 事業完了祝い式典

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テープカットする大堀町長(右から4人目)ら出席者

 東日本大震災の津波で被災した新地町のJR新地駅周辺の市街地復興整備事業竣工式は二十八日、町文化交流センターで行われた。式典には県、町関係者ら約七十人が出席し、事業完了で一つの節目を迎えた町の復興事業を町内外に発信する一方、引き続き地域振興や復興の推進を目指す思いを共有した。

 井出孝利副知事、大堀武町長が式辞を述べた。大堀町長は「今回の事業で予定した施設整備は終了したが、風評対策や心の復興など、町の震災復興はまだ道半ば。今回の竣工式を一つの区切りとし、新たな気持ちでまちづくりに取り組む」と決意を示した。

 来賓の亀岡偉民復興副大臣(衆院比例東北)、太田光秋県議会議長、遠藤満町議会議長が祝辞を述べ、井出副知事、大堀町長らがテープカットして事業完了を祝った。

 町と県による同事業の施工面積は二三・七ヘクタールで、二〇一四(平成二十六)年二月に着工した。津波で流された旧駅舎があった場所の南西約三百メートル内陸側に新設された新地駅を中核に、町が文化交流センターなどの公共施設整備や地盤かさ上げをするとともに、住宅地や商業施設、フットサル場などの市街地機能を集約した整備を行った。民営のホテル・温浴施設もあり、各施設は昨年から今年にかけて順次オープンした。

 一方、県は事業エリア周辺の県道三路線の整備と砂子田川の改修を進めた。総事業費は町、県合わせて約二百七十二億円で、財源は国の震災復興交付金を活用した。