「ネットにファウルを打とうと…」 日ハム・バーヘイゲンが日本打者の“衝撃”語る

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日本ハムのドリュー・バーヘイゲン【写真:石川加奈子】

タイガース時代は変化球多投もNPBではフォーシーム駆使

来日1年目からチーム最多タイの8勝を挙げた日本ハムのドリュー・バーヘイゲン投手。米メディア「デトロイト・ニュース」では、来季も契約延長した助っ人の記事を掲載。異国にチャンスを求めた理由や、日本ハム残留を決めた思いなどを語っている。

今季は18試合登板して8勝6敗、防御率3.22をマークしたバーヘイゲン。記事では「毎週先発できることで、全ての球種が向上し、ミスがかなり減った。以前よりもずっとキレがあり、正確になった」と先発マウンドを振り返っており、「それが移籍した大きな理由だった。先発する機会を得るため。(日本ハムが)その機会を与えてくれた」と移籍理由も明かしている。

記事では、タイガース時代にはシンカー、カーブ、スライダーを多く投げていたバーヘイゲンが、日本ではフォーシームを駆使して決め球となったという“変わり身”に言及。その事に対し、自身も「フォーシームが向上した。スピンレートがどんどん良くなり、本物のフォーシームになったんだ。それで三振が奪えた。以前はフォーシームにそのような伸びはなかったよ」と認めている。

異国での野球には驚きもあったという。バーヘイゲンは「アメリカでは見られないような交代が多い。例えば、先発投手が7回無失点としていて、8回も続投するのに捕手が代わる。信じられなかった。スコアに関わらず、ほぼ毎試合で捕手の交代がある。理由が分からない。理解できないよ」と話した。

打者の打撃練習にも衝撃を受けたとも。「ネットがない方向を向き、ネットにファウルを打とうとしていた。それが試合に表れている。自分的に最高にエグイカーブやスライダーを投げても、うまくカットされる。彼らは選球眼が良い。それほど追わない。逆に、甘く入ってもそれほど酷いことにはならなかったりする」と語った。

その上で、環境に順応する必要性を強調。「ここでのやり方を受け入れなければならない。チームの運営、練習、采配が違う。すごく違う野球だよ。『なぜ?』って頭を悩ますこともある。でも、自分の文化を他の国に当てはめることはできないからね。ここでは全く違う文化的規範がある。彼らはすごく礼儀正しくて親切で、ロッカールームを共有しやすい」と話した。

記事では来季も日本ハムでプレーする事になった経緯を紹介。先発ローテとして起用してくれるメジャー球団を探したが、代理人からは「ノー」の回答があったという。バーヘイゲンは「代理人に『どこかはあるはずだ。ここではどのローテーションにも入れないってこと?』と言ったよ。彼は『救援に回ることを受け入れない限りは。それなら契約できるかもしれない。でも、ローテーションの確約を求めるなら、彼らはもう1年見たがると思う』って」と言及。「もう1年プレーして向上を続ければ、もっと良い立場になれると本当に思う。来季が楽しみだ」と、来日2年目も活躍してメジャー復帰を目指す意気込みを語っていた。(Full-Count編集部)