ナショナルズ・ロブレス ドミニカ冬季リーグで右足首を負傷

ナショナルズの正中堅手ビクトル・ロブレスは現在ドミニカ共和国のウィンター・リーグでアギラス・シバエニャスの一員としてプレーしているが、3試合連続で欠場が続いている。チームが日本時間11月29日に公式発表したところによると、ロブレスは右足首の捻挫によって試合を欠場しているようだ。ロブレスはここまで6試合に出場して打率.304(23打数7安打)、1本塁打、3打点、2盗塁、出塁率.429、OPS.907の好成績をマークしている。

現在23歳のロブレスは、メジャー3年目の2019年にレギュラー定着を果たし、155試合に出場して打率.255、17本塁打、65打点、28盗塁、OPS.745を記録。センターの守備では守備防御点+23をマークし、ナショナルズが球団史上初の世界一を成し遂げたワールドシリーズでも全7試合にスタメン出場した。

しかし、体重を15ポンド(約6.8キロ)増やして臨んだ今季は、52試合に出場して打率.220、3本塁打、15打点、4盗塁、OPS.608と成績が急落。長打率が前年から100ポイント以上悪化(.419→.315)したほか、出塁率は3割にすら届かず(.293)、ゴールドグラブ賞のファイナリストに名を連ねるほどのレベルだった守備でも守備防御点-4と精彩を欠いた。今季の不振を挽回すべく2年ぶりにウィンター・リーグに参加していただけに、故障の程度が心配される。

なお、ナショナルズは来季もロブレスを正中堅手として起用し、今季終盤に左翼から右翼へ移ったフアン・ソトが正右翼手を務めると予想されている。4シーズンにわたって正右翼手を務めたアダム・イートンは年俸1050万ドルの来季オプションを破棄されてフリーエージェントとなっており、ナショナルズは今オフの移籍市場で彼に代わる外野手の獲得を目指すことになる。外野手の補強が不調に終わった場合、今季15試合に出場して打率.366、OPS1.179の猛打を見せたアンドリュー・スティーブンソンが正左翼手として起用されることになりそうだ。

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