韓国球界のスラッガー・ロハスJr.にメジャー球団も興味を示す

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今季まで4年間にわたって韓国プロ野球のKTウィズでプレーしたメル・ロハスJr.に日本プロ野球3球団のほか、メジャーリーグ3球団も興味を示しているようだ。日本時間11月28日、大手移籍情報サイト「MLB Trade Rumors」が伝えた。ロハスJr.は今季142試合に出場して打率.349、47本塁打、135打点、OPS1.097という自己最高の成績をマーク。打率3割は4年連続、100打点は3年連続、40本塁打は2年ぶり2度目となった。

ロハスJr.の父メル・ロハスは1990年代に活躍したリリーフ右腕で、1996年にエクスポズで36セーブをマークするなど10年間のキャリアで通算126セーブを記録。その従兄弟であるモイゼル・アルーは17年間のキャリアでオールスター・ゲーム選出6度、シルバースラッガー賞2度の実績を誇り、通算2134安打、打率.303、332本塁打、1287打点、OPS.885をマークした強打者だった。また、モイゼスの異母弟であるルイス・ロハスは現在メッツの監督を務めている。

このアルー/ロハス一族はメジャーリーグを代表する野球一家として知られており、モイゼスの父フェリペ・アルーは「アルー3兄弟」の長男として有名。メジャー通算2101安打を記録し、メジャーリーグ史上初のドミニカ共和国出身監督としてエクスポズとジャイアンツで指揮を執った。次男のマティ・アルーは1974~76年に太平洋クラブライオンズでもプレー。三男のヘスス・アルーがジャイアンツでメジャーデビューした1963年には「アルー3兄弟」で外野を守るという快挙も成し遂げた。

ロハスJr.はメジャーリーグでのプレー経験がないものの、韓国プロ野球からのメジャーリーグ復帰という点ではエリック・テームズが参考になるだろう。テームズはNCダイノスでプレーした3年間で打率.349、124本塁打、OPS1.172をマーク。しかし、メジャーリーグ復帰後の4年間は打率.237、75本塁打、OPS.825にとどまった。

データサイト「FanGraphs」のダン・シンボースキーは2019年のロハスJr.の成績(打率.322、出塁率.381、長打率.530)をメジャーリーグでの成績に換算するという試みを行っており、それによると打率.266、出塁率.314、長打率.448という数字に。これは近年のエリック・ホズマーやレナト・ヌニェスと同レベルということになる。

ただし、一塁での起用が中心となったテームズとは異なり、ロハスJr.には外野の両翼を守れるだけの守備力があり、正右翼手として十分な肩の強さも持ち合わせている。スイッチヒッターという点も魅力であり、メジャー契約をオファーする球団が現れたとしても決して不思議ではない。日米韓3か国による熾烈な争奪戦となるかもしれない。