
陜西省延安市宝塔区の南泥湾。(資料写真、小型無人機から、延安=新華社記者/陶明)
【新華社西安11月29日】中国陜西省水利庁は26日、土壌浸食に悩まされていた黄土高原の5万5千平方キロにわたるエリアで、土壌保全作業を完了したと明らかにした。
同庁の魏小抗(ぎ・しょうこう)副庁長によると、陜西省は中国で深刻な土壌浸食に見舞われている省の一つで、黄河流域の約10万平方キロの土地が影響を受けている。
同省は生態系の復元などさまざまな措置を講じた。魏氏は「ダム3万4千カ所を建設し、2019年末までに58億トンの泥をせき止めた」と説明した。
地域の環境改善により、植生が豊かな土地の範囲は北へ400キロメートル広がった。