古巣復帰の可能性があるFA選手 MLB公式サイトが12人を選出

メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは「古巣復帰の可能性があるフリーエージェント選手」として12人の選手をピックアップする特集記事を公開した。その筆頭に挙げられたのがカブスから来季オプションを破棄されてフリーエージェントとなった左腕ジョン・レスターだ。レッドソックスはネイサン・イバルディ以外に計算できる先発投手がおらず、カストロビンスは「レスターはカブスと新たな契約を結ぶ可能性がある」としつつも、古巣レッドソックスに復帰する可能性に言及した。

フィリーズからフリーエージェントとなったディディ・グレゴリアスは2012年のメジャーデビュー時に在籍していたレッズに復帰する可能性がある。レッズには今季メジャーデビューしたホゼ・ガルシアという正遊撃手候補の有望株がいるものの、昨季プレーしたA+級から「飛び級」での昇格だったため、24試合で打率.194と大苦戦。ガルシアの成長を待つあいだの「つなぎ役」としてグレゴリアス獲得に動く可能性はある。

ツインズからフリーエージェントとなったジェイク・オドリッジはブレーブスへ流出したチャーリー・モートンの穴埋め役として2013年から5年間在籍したレイズへ復帰するかもしれない。今季は故障もあってわずか4試合しか登板できなかったため、レイズでも手が届く範囲の価格になることが予想される。

再建モードから徐々に勝負モードへと切り替わりつつあるマリナーズは、2015年から4年間にわたって主砲として活躍したネルソン・クルーズを呼び戻すかもしれない。ただし、カストロビンスは「最も可能性が高いのはツインズとの再契約。マリナーズは指名打者としての打席の多くを内野手のタイ・フランスに与えるだろう」と予想している。

今季メジャー最多の16セーブをマークしたブラッド・ハンドはメジャーデビュー時の球団であるマーリンズに復帰する可能性がある。マーリンズはクローザーのブランドン・キンツラーを手放しており、ブルペンの補強が急務。キム・アング新GMがどのような動きを見せるか注目だ。

レスター、グレゴリアス、オドリッジ、クルーズ、ハンドの5人以外にカストロビンスが選出した7人は以下の通り。

コリー・クルーバー(パドレスへ復帰)
ホゼ・キンターナ(ホワイトソックスへ復帰)
ギャレット・リチャーズ(エンゼルスへ復帰)
コール・ハメルズ(フィリーズへ復帰)
ジェイク・アリエタ(カブスへ復帰)
ジェームス・マッキャン(タイガースへ復帰)
リック・ポーセロ(タイガースへ復帰)

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