演奏や演劇 動画に収録 県中学校総合文化祭

浴衣姿でステージドリルを披露する小浜中吹奏楽部=長崎市民会館

 新型コロナウイルス感染防止のためウェブ配信となる第15回県中学校総合文化祭(県中学校文化連盟など主催)の動画収録会が28日、長崎市魚の町の市民会館であった。10校約120人が演奏や演劇などを披露し、美術や書写などの作品約40点も展示。来年1月15日から2月15日まで県の動画サイトで配信する。
 コロナ禍の中でも発表の場を提供しようと「WEB STAGE」として開催。テーマは「今こそ見せよう 長崎の文化力」。会場には出演者、教職員、保護者だけが参加した。
 南島原市立口之津中は地域に伝わる「瀬詰太鼓」で勇壮なばちさばきを見せ、雲仙市立小浜中吹奏楽部は息の合ったステージドリルを披露した。佐世保市立早岐中演劇部はいじめ問題をテーマに熱演した。
 大村市立大村中吹奏楽部はダンスを交えてポップスを演奏。杉野鈴部長(15)=3年=は「コロナの影響で今年は活動が制限されたけど、最後にふさわしい舞台だった。動画で見ても楽しんでもらえる演奏ができたと思う」と振り返った。
 動画は県のインターネット放送局「よかよかテレビ」やユーチューブ「長崎がんばらんばチャンネル」で配信する。

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