地域課題解決へ結束 平戸、田助まち協設立総会

設立総会で承認された平戸まちづくり運営協議会役員=平戸市文化センター

 平戸市の平戸、田助の両小学校区の住民でつくる「まちづくり運営協議会(まち協)」が26日までにそれぞれ設立総会を開き、地域の課題解決や活性化に向けて結束を確認した。
 両協議会発足で、同市が主に14の小学校区単位で進めた協議会設置は完了。市からの交付金を原資に環境美化、高齢化対策など地域が抱える諸課題に、住民が主体となって取り組む。
 両地区とも総会で来年3月までの本年度事業計画案、予算案を承認した。平戸は谷田美幸(よしゆき)氏、田助は磯本重明氏を会長に選任。役員の任期は1年だが、設立初年度の役員に限り、2022年度の定期総会まで務める。
 平戸小校区は人口約6800人で、高齢化率は34.3%(11月1日現在)。耕作放棄地を家庭菜園として貸し出す事業などに取り組む。
 田助小校区は人口約1400人で高齢化率は42.1%(同)。住民が見守る中で、子どもが気軽に集まれる居場所をつくる子育て支援事業などを実施する。

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