最多は大網白里・みずほ台 千葉県内交差点19年人身事故 損保協会まとめ

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事故多発交差点マップに名前が挙がった大網白里市みずほ台の交差点

 昨年に千葉県内で最も多くの交通人身事故があった交差点は、7件が発生した大網白里市みずほ台の十字路だった。日本損害保険協会が都道府県ごとに事故多発交差点5カ所をまとめた「交通事故多発交差点マップ」で分かった。

 同協会は交通事故防止につなげてもらおうと、毎年マップを作成している。マップによると、昨年1年間に県内では1万6476件の人身事故があり、発生地点の約62%が交差点内や交差点周辺だった。

 最多だった大網白里市みずほ台1丁目付近は、重傷事故1件と軽傷事故6件が発生。片側2車線と片側1車線道路が交わる信号機設置の十字路で、交通量は多いが比較的流れはスムーズだという。過去5年間にマップへの掲載歴はなかった。

 県警交通総務課によると、内訳は車同士の右折直進事故4件、横断歩道上での車と人の事故2件、車同士の出合い頭による事故1件だった。右折直進事故について同マップは「先を急ぐあまり、対向車線の安全確認不十分のまま対向車と衝突した」と分析し、交通状況にかかわらず安全確認を徹底した運転を呼び掛けている。

 このほか、千葉市中央区の古市場と柏市旭町の旭町交番前、千葉市美浜区の豊砂、同市花見川区の三角町が掲載されている(いずれも6件発生)。事故防止策や掲載地点の航空写真、警察の取り組みなども紹介している。

 同協会の担当者は、事故が多い交差点について「日常的に通る人だけでなく、週末だけや初めて訪れる人にも事前に知っていてもらいたい」と話している。マップは同協会ホームページで閲覧できる。

◆信号機のない横断歩道 千葉7割停止せず JAF全国調査

 信号機のない横断歩道で車が一時停止した割合について、本県では約7割の車が止まらないという実態が、日本自動車連盟(JAF)の全国調査で分かった。横断歩道の歩行者優先は法律で定められており、関係者は交通ルールの遵守を呼び掛けている。

 調査は2016年から実施している。8月に全国各2カ所の信号機のない横断歩道で歩行者が50回ずつ渡り、通過車両を対象に調べた。調査結果によると、全国計9434台のうち、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止したのは2014台だった。

 全国平均21.3%は前年を4.2ポイント上回り、調査を始めた16年の7.6%からは5年連続の上昇だった。ただ依然として8割近くの車が停止していない。本県の割合は全国平均を上回ったものの、前年の31%から4.3ポイント減少し26.7%だった。72.4%の長野県は5年連続のトップを維持。宮城、東京、岡山の3都県は10%未満にとどまった。

 県内では横断歩道の歩行者優先を運転者に徹底するため県などの啓発活動が展開されており、JAF千葉支部も横断歩道での一時停止を広く呼び掛けている。同支部の担当者は「道路標識や歩道上の人の動きなどに注意してもらい、歩行者優先を全ドライバーに意識してほしい」と話した。

 調査結果はJAFのウェブサイトで公開している。