松阪ゆうきのプレイリスト~歌手人生に影響を与えた曲~

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“うたびと”達が、様々なテーマに沿ってジャンルレスに選曲して、その選曲理由や楽曲にまつわるエピソードを通じて、“うたびと”としてのルーツに迫る連載企画。 今回は、松阪ゆうきが「歌手人生に影響を与えた曲」というテーマで選曲。 音楽大学で声楽を学び、民謡や演歌・歌謡曲を歌い、ミュージカルの舞台に立ち、モノマネまでこなす、まさにスーパー・ハイブリッド・シンガーと呼ぶにふさわしい活躍をみせている彼の原点を垣間見る。


選曲理由

1. テレサ・テン『つぐない』

自分ではぜんぜん覚えていないんですが、3歳の時に初めて歌った歌らしいです。実家の隣の家のおばさんが、カラオケが大好きな方でいつも歌が聞こえてきていました。そのおばさんと一緒に歌っていつの間にか覚えたのがこの曲。昔から歌謡曲が好きだったんだと思います。『つぐない』は今でも歌詞がパッと出てきますよ。

2. 伊藤久男『イヨマンテの夜』

まだデビュー前、ミュージカルに出演した時に共演した方がカラオケでいつも歌っていて覚えた曲です。“イヨマンテ”っていうカタカナのフレーズが頭に残って、これは一体どういう歌なんだ、すさまじい歌だなって思い、一生懸命覚えました。この曲は声楽的な要素もあるので、カバーさせていただいていますが、何回歌っても「これはいいわね」って皆さんから評価していただける歌です。

3. 森山直太朗『さくら(独唱)』

「刹那に散りゆく♪」なんて聞いたこともない歌詞にも驚かされましたが、僕は音楽を勉強していたこともあって、歌詞より音楽から入るほう。聴いた瞬間、詞と同時に音楽全体として僕の中に一気に入ってきたという経験はこの曲が初めてだったと思います。今でこそ高い裏声で歌うアーティストはたくさんいますが、この曲が出た頃、あんなにきれいな裏声で歌う男性は直太朗さんくらいしかいなかったんじゃないでしょうか。衝撃的でした。

4. アンジェラ・アキ『サクラ色』

アンジェラさんは一時期、ファンクラブにも入っていたほどのファンでした。この曲は、彼女がワシントンで音楽活動をしていた頃、いろいろ辛い目に合う中で、ポトマック川のほとりに咲く桜を見て、日本を思い出しながらもう一度、頑張ろうって思ったという実体験に基づいた曲だそうです。自分自身も辛いことがあった時など、この曲を聴いて勇気をもらっています。

5. ルチアーノ・パヴァロッティ『誰も寝てはならぬ』(オペラ「トゥーランドット」より)

声楽を志した時に初めて購入したCDがパヴァロッティ―のものでした。太陽のテノールと言われるだけあって、本当に明るく突き抜ける声で、魅了されました。こんな声になりたいと思いながらよく聴いていました。

6. 山田耕作『かやの小山の』(※Spotify内に楽曲無し)

大学3年の時に、“日本歌曲”を歌う試験があって、その時に歌った曲です。そこで優秀者のひとりに選ばれて学内のホールで歌わせていただいた思い出があります。声楽を勉強していたんですが、何となくイタリア語じゃないなって思い始めた頃で、この曲を歌うことでやはり日本語の歌はいいなと感じることができました。

7. 中孝介『花』

この曲も(森山)直太朗さんが作曲されています。歌は奄美出身の中さん。“グイン”と呼ばれる独特のこぶしを回して歌う曲です。ある意味、(奄美の)民謡とポップスが融合した曲で、それまでも女性では元ちとせさんとかが活躍していらっしゃいましたが、男性ではあまり見かけなくて、いいなと思った曲。一度ご本人と一緒に歌わせていただいたことがあって、すごく心地よかったです。

8. 細川たかし『望郷じょんから』

浜(圭介)先生に曲を書いていただくようになる前から好きだった曲ですが、僕の中では“ザ・日本海”(笑)みたいなイメージで、歌っていると寒い冬、ザブーンって波が打ち寄せる映像が浮かびます。民謡っぽさを内包していて、津軽三味線のジャンジャンっていう響きと演歌の世界が一緒になっているような曲、すばらしいと思います。

9. 北島三郎『北の漁場』(※Spotify内に楽曲無し)

カラオケに行ったらまず『まつり』とこの『北の漁場』かなっていうくらい昔から好きな曲です。今年の頭に演歌祭りでご本人と一緒にステージの上で歌わせていただき、ステージ上で「えー、北島さんと一緒に歌ってるよ」って舞い上がってしまいました(笑)。本当に貴重な経験をさせていただいて感謝しています。

10. 「レ・ミゼラブル」より『民衆の歌』

大学を卒業してから歌うことを基本にしながら何かできることはないかと試行錯誤してる時に、ミュージカルにも興味があったので「レ・ミゼラブル」のオーディションを受けて、合格することができました。この曲の中に“どんな闇夜もやがて朝が”っていうフレーズが出てくるんですが、まさに今、このコロナ禍の中で、“きっとまたいい時が戻ってくるよ”って前向きになれる、今の時代に向けての応援歌という意味もある曲だと思い選びました。

松阪ゆうきクリスマスディナショー2020

日時;2020年12月16日(水)
開場15:30~/食事16:00~/ショー17:00~

会場:東武ホテルレバント東京(〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-2)

料金:20,000円

ゲスト:日本伝統芸能集団 井坂斗絲幸社中 喜楽座

お問合せ:主催/株式会社オフィスコットン
TEL:03-3760-1115(平日12時~19時)