【フィギュアNHK杯】“かなだい”は3組中3位 22年北京への課題&実現性

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高橋(左)は村元とのコンビで北京五輪出場を目指す(代表撮影)

夢舞台へ道のりはいかに――。“かなだい”こと高橋大輔(34=関大KFSC)、平昌五輪代表・村元哉中(かな=27、同)組は、フィギュアスケートのアイスダンスの公式戦デビューとなったNHK杯(大阪・東和薬品ラクタブドーム)で3組中3位で終えた。28日のフリーダンスでは多回転ターン「ツイズル」で高橋がバランスを崩すなどミスが目立ち、多くの課題を残した。

それでも次戦となる全日本選手権(12月24~27日、長野・ビッグハット)へ向けて「想定外のミスが次につながる」(高橋)、「勉強になったことの方が多かった」(村元)と前向き。大目標として掲げる2022年北京五輪出場へも高橋は「難しいことだけど、いけることを信じて」と思いをはせた。

そこで気になるのは実際に五輪切符を手に入れられるかだ。アイスダンスで全日本選手権4連覇(03~06年)の実績を持ち、トリノ五輪代表の渡辺心氏(49)は「アイスダンスは大きな失敗があまりなく、シングルのように成功・失敗で順位が入れ替わることが少ないので、おおよその順位は決まってしまう」と種目の特性を説明する。

となれば、北京五輪の出場枠は新型コロナウイルス禍の影響もあって不透明だが、14年ソチ大会、18年平昌大会のように日本が「1枠」と仮定すると、現段階では今回優勝した“夫婦カップル”の小松原美里(28=倉敷FSC)、ティム・コレト(29)組が最有力となる。

その上で“かなだい”が残り1年半で逆転するために、渡辺氏は「基礎練習は必須ですが、それだけに時間を割けない。同時進行で“応用問題”にも取りかかる。とにかく猛スピードで仕上げる必要があります」と指摘。その実現性については「ゼロではないと思います」と期待した。

早くも周囲の期待が膨らむ中、新カップルはブレずに困難なミッション達成へと突き進む。