「髪がいつもより伸びる=雨が降る」!?あのことわざのメカニズム解析

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「髪がいつもより伸びる=雨が降る」!?あのことわざのメカニズム解析

 天気のことわざはたくさんありますが、特に多いのは雨に関することわざです。

 中にはこんなものもあります。
 「頭髪が常より伸びるのは雨の兆し」
 これは人の髪の毛と天気の関係を表したことわざで、ただの迷信ではなく、きちんと説明がつく現象なのです。

 春と秋は、低気圧と高気圧が交互に行ったり来たりを繰り返します。
 上の天気図は、高気圧が去って西から低気圧がやってきている状態のものです。

 この状態だと、高気圧のふちを回るようにして、太平洋沿岸の地域には低気圧に向かう暖かく湿った空気が南から流れ込んできます。
 そのため、湿った空気による湿度の高い風で頭髪が湿って伸びます。
 また、毛が湿ると髪の膨らみが減って伸びたように感じるというわけです。

 この髪の毛と湿度の関係を利用した機械もあります。
 それが、上の写真の「毛髪自記湿度計」です。
 右側の金属の柵の中には髪の毛が入っていて、湿度によって伸びたり縮んだりします。
 この性質を利用して、左側の回転する筒に巻き付けた紙にその変化を記録するのです。

 ただ、写真の引用元の札幌管区気象台によりますと、毛髪自記湿度計は1980年頃からもう使用はされていないとのことでした。

チバテレ朝の情報番組「シャキット!」『天気のツボ』 11月 5日放送より
お天気キャスター:佐竹 綾
出典:大後 美保『天気予知ことわざ事典』東京堂出版