“フォーミュラE連覇”のイメージを投影した特別仕様車が『DS7 CROSSBACK』に新登場

 シトロエンの伝統から派生し、独自ブランドとして“フレンチラグジュアリー”の世界観を標榜するDSオートモビル。その旗艦『DS7 CROSSBACK(DS7クロスバック)』に、ABBフォーミュラE選手権で2年連続ダブルタイトル獲得のDSテチーター由来のスポーティなイメージを投影した特別仕様車“PERFORMANCE Line BlueHDi(パフォーマンスライン・ブルーHDi)”が登場。11月26日より発売開始となっている。

 フランス大統領公用車や在京大使館でも使用されているDSオートモビルの旗艦モデルは、フランスならではのラグジュアリーカーのありようを提示すると同時に、アクティブスキャンサスペンション、先進運転支援機能DSコネクテッドパイロットなど、最先端のシステムによって現代のグランドツーリングカーとしての素養を備えたモデルとなっている。

 今回そのフラッグシップに設定された“パフォーマンスライン・ブルーHDi”は、エクステリアおよびインテリアトリムを中心としたDSならではのスタイルでラグジュアリーとスポーティーを融合した“インスピレーション”と呼ばれるトリムラインとなり、電動シングルシーター選手権で連覇を達成したブランドのスポーティなイメージが投影された。

 エクステリアでは、本来クロームで彩られたフロントのDSウィングとリアガーニッシュをマットブラックで仕上げ、フロントグリルはグロスブラックに。各部のディテールを黒で統一しつつも、さまざまな素材やテクスチャーを用いることで、異なる質感表現による精悍な印象を醸し出す。

 さらに足元にも、最上級グレードGrand Chic(グランシック)の20インチホイール、So Chic(ソーシック)の18インチホイールに対し、専用の19インチホイール(235/50R19タイヤ)を装着。精悍なスタイリングとライドコンフォートの両立を図るとともに、グロスブラックと切削加工による輝きが美しいコントラストを描き、センターキャップのカルマンがアクセントとなっている。

各部のディテールを黒で統一しつつも、さまざまな素材やテクスチャーを用いることで、異なる質感表現による精悍な印象を醸し出す
DSアクティブスキャンサスペンション、DSコネクテッドパイロット、DSアクティブLEDビジョンなど最新のADAS(安全運転支援機能)も標準に

■パワートレインは直列4気筒ディーゼルターボ+8速AT(EAT8)を採用

 一方のインテリアでは『DS 7 CROSSBACK』ならではの華やかさを生み出すクロームパーツをあえて排し、ストイックにブラックを基調としたスタイルに。

 ベースとなるグランシックではアートフィニッシュレザーが採用されるダッシュボードやセンターコンソール、ドアトリム部はアルカンターラ仕上げとなり、カルマン(カーマインレッド)とゴールドのステッチがアクセントとして入れられる。

 同じくシートヒーターを内蔵するアルカンターラ/テップレザーのシートには、DSを象徴するダイヤモンドパターンのステッチが施され、スポーティなパーフォレーテッド加工の“Dシェイプ”ステアリングホイールとの組み合わせで、レーシングシーンを彷彿とさせるドライビング環境が整えられた。

 2019年4月に登場した、同じくスポーティな仕立ての“パフォーマンスライン”とは異なり、パワートレインには直列4気筒ディーゼルターボ(177PS/400Nm)と電子制御8速オートマチックトランスミッションEAT8の組み合わせを採用。4リッターのガソリン自然吸気エンジンに相当する最大トルクを2000rpmという低回転からワイドに発生し、ほぼ常にロックアップを行うEAT8と相まって、ドライバーのアクセルワークに即座に反応する高いドライバビリティを備える。

 DSアクティブスキャンサスペンション、DSコネクテッドパイロット、DSアクティブLEDビジョンなど最新のADAS(安全運転支援機能)や主要装備は、最上級グレードのGrand Chicに準拠し、フロントフード、フロントドア、テールゲートにはPERFORMANCE Lineエクスクルーシブバッジが輝く『DS 7 CROSSBACK PERFORMANCE Line BlueHDi』。価格は609万円となっている。

ダッシュボードやセンターコンソール、ドアトリム部はアルカンターラ仕上げとなり、カルマン(カーマインレッド)とゴールドのステッチがアクセントとして入れられる
ジャン-エリック・ベルニュやアントニオ・フェリックス・ダ・コスタらのタイトル獲得をイメージしたモデルに

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