市立駐車場の放置車両ほかにも19台 代金7千万円未納、「職務怠慢」の声も

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放置車両があることが分かった神戸市立湊川公園駐車場=神戸市兵庫区新開地1

 神戸市立三宮駐車場(同市中央区)に乗用車が14年以上放置され、駐車料金が未払いとなっている問題で、市が設置する他の駐車場でも長期の放置車両が19台あることが30日、分かった。計20台分の未納料金は計約7千万円。三宮駐車場と同様に14年間放置されているケースもあり、市は「本年度中に法的措置も含めて対応する」としている。

 同日の市会建設防災委員会で市が明らかにした。市によると、市設置の有料駐車場は10カ所あり、このうち三宮駐車場に加えて7カ所で6~14年間止めたままの車両が計19台見つかった。駐車料金は1台約50万~約400万円という。

 市は三宮駐車場以外の3台分についても訴訟を起こしたことを報告。未収金は総額約7千万円に上り、委員からは「民間では考えられない」「14年は長すぎる。職務怠慢と言われても仕方ない」と批判が相次いだ。

 市はこれまで、駐車期間の定めがなかった上に、車両使用者の確認が難しいことなどを説明。三島功裕建設局長は「大きな問題であり、最大限対応する」と釈明した。

 市は三宮駐車場のケースについて、車の使用者に対し駐車区画の明け渡しと未納分の支払いなどを求めて提訴する方針で、関連議案を11月議会に提出した。これに先立ち条例を改正し、4月から市立駐車場の1回当たりの駐車期間を最長7日間と定めた。(初鹿野俊)