【カープ】先発ローテを守り抜いた遠藤淳志投手が実感した課題と収穫とは

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「来年も先発ローテーションで1年間投げ抜いて結果もついてくれば」と目を輝かせるのは、プロ3年目の遠藤 淳志(えんどう あつし)投手。自身の来季の展望をそう語った。

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、21歳の若鯉・遠藤投手をフカボリ。宮崎でフェニックスリーグに参加する遠藤投手に、今季ローテーションを守って見えた課題と収穫について聞いた。

※以下データはすべて11月28日O.A.時現在

春のキャンプからアピールを続け、開幕ローテーションの座を射止めた遠藤投手は一度も離脱することなくシーズンを完走。19試合に先発し、5勝6敗。防御率3.87の成績を残す飛躍の年となった。しかし「制球力だったり初回の入り、立ち上がりで点を取られてしまったので、どうしても長いイニングが投げられない状態だった」と振り返る。

イニング別失点を見ると、1回12点、2回11点、3回16点と序盤の1〜3回までで全失点(53)のおよそ7割を占めている。中盤以降は修正するも、序盤の失点が響き、なかなか白星がつかないという登板が何度もあった。「打たれる怖さを知ってしまい、バットに当てさせたくないという気持ちがあるので、ひっかけたり高めに浮いたりした」という。

それでも10月におよそ1ヶ月ぶりの白星を上げてからは、安定した投球を披露。来シーズンへの確かな手応えをつかんだ。
「多くの方から“ゾーンで勝負して自分のボールをしっかり投げなさい“とアドバイスいただいた。“自分の球を思いっきり投げるんだ”と気持ちを切り替えて試合に入った結果が良かったのでは」と明かす。

序盤のモヤモヤを吹き飛ばすかのような快投を見せた終盤戦。自身の成長を実感したシーンは、シーズン最終登板、11月4日の巨人戦。
「5回裏に点を取ってもらって6回表に2アウト3塁で岡本(和真)さんと対戦。点を取ってもらっても取られる試合が多かったので、ここは何としても抑えるんだという気持ちで投げた結果、三振。自分のボールを投げることができた。失敗を経験して少しは上にあがったかなと思う」。

来シーズンは先発陣の柱へ。遠藤投手は一軍の秋季練習ではなく、南国宮崎で行われるフェニックスリーグでの課題克服となった。フェニックスリーグでは2試合に登板。いずれの試合も課題の立ち上がりを無失点に抑えると、一軍のローテーション投手として格の違いを見せつける投球内容だった。

「まだまだ課題だらけ。もっと伸びると自分の中でも期待しているし、もっと上がらなければいけない」と先を見据える遠藤投手。目標は2桁勝利。さらなる飛躍へ、一日も無駄にはできない。

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00) 2020年11月28日放送
ライター 湯谷葉子