竹野内豊が「イチケイのカラス」で11年ぶりに月9主演。黒木華は堅物エリート裁判官役で共演

竹野内豊が、フジテレビ系で2021年4月にスタートする連続ドラマ「イチケイのカラス」(月曜午後9:00、開始日未定)に主演することが分かった。また、黒木華が“月9”枠に初出演し、堅物のエリート裁判官役を演じることも決まった。

本作は、浅見理都氏による同名コミックが原作。竹野内は東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称・イチケイ)の刑事裁判官・入間みちおを演じる。公平さを象徴する黒色の法服に身を包むも自由奔放で型破りなみちおと、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走するイチケイメンバーの活躍をコミカルかつビターに描く、爽快なリーガルエンターテインメントだ。

みちおは、自らの足で現場検証を行い、事件の真相を明らかにしていくという異端な刑事裁判官。1人あたり常に250件前後の事件を担当する刑事裁判官にとって、迅速かつ効率的に事件を処理することも大きな使命の一つ。「そんなことはお構いなし」と言わんばかりに、マイペースで事件を深掘りしていくみちおに、周囲の人々はいつも頭を抱えている。

そんなみちおと真逆のタイプの裁判官・坂間千鶴を黒木が演じる。エリート中のエリートだが、冗談が全く通じない堅物キャラ。事件の処理件数が信じられないほど少なく、会社なら倒産レベルの赤字状態であるイチケイを立て直すために、みちおの前に現れる。初めこそ反発してばかりの坂間だったが、事件をただの“案件”ではなく“一人一人の人生”として扱うみちおの信念に気付いていく。

竹野内は「今まで、裁判官の方にはお会いしたこともなければ、刑事裁判官という職業に焦点が当たった連ドラも今まで無かったので、台本を読んで、勉強になりました。イチケイメンバーの会話のテンポも良く、一人一人のキャラクターが生きているので、これは面白い作品になるだろうなと思いました」と期待に胸を膨らませる。また、黒木については「変幻自在に役を演じられる日本で貴重な女優さんで、いつか共演してみたいと思っていた方でしたので、今回ご一緒できてうれしかったです」と喜んでいる。

そして「刑事裁判官に焦点を当てた連続ドラマは初めてとなります。裁判官も、ご覧になってくださる視聴者の皆様と同じ1人の人間だと思うので、“人を裁く”ということがいかに難しいかということを、一緒に考えていけるような作品が作れたらすてきだなと思います」と意気込みを語っている。

一方、黒木も竹野内について「初めてご一緒させていただきましたが、みちおさんを独特な雰囲気や、間で、魅力的に演じてらっしゃってすごく楽しいです」と話し、「(法服を着てみて)袖を通すとやはり気が引き締まります。中々着る機会がないと思うので、ありがたいです。ただ堅いだけでなく、正義に対して熱い坂間を人間らしく演じられたら」と役柄に触れつつ、「個性的なイチケイの皆と、普段あまり触れることの少ない裁判官という仕事を楽しみつつ見ていただけたらと思います」とアピールしている。

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