
人気アニメ「機動戦士ガンダム」の“実物大”模型が30日、横浜市の山下ふ頭で報道陣に公開された。横浜港を背景に立つ高さ約18メートルのガンダムは、重低音を響かせて手足を動かす姿を初披露。演出を手掛けた川原正毅さんは「足元からガンダムを見上げ、迫力を楽しんでほしい」と呼びかけた。一般公開は12月19日から。
ガンダムの起動実験を開始する─。ゴーという重低音とともに始まるカウントダウンの後、大音量のブザ-が鳴り響き、水蒸気が噴出してドックが開く。コックピットと通信する音声で「ガンダム起動!」。迫力のBGMとともにゆっくりと左足、右足を一歩づつ踏み出し、両手を挙げた。
企画はガンダムのアニメ放送開始40周年を記念したプロジェクトの一環。ハンド部分のほか24カ所が可動し、30分ごとの異なる演出(5分超)でガンダムの動きを細部まで表現する。隣接の「ラボ」ではコックピットの搭乗体験もできる。
公開は2022年3月31日まで。営業は午前10時~午後9時で、夜はライトアップされる。入場料は大人1650円、7歳以上12歳以下1100円。高さ15~18メートルの特別観覧デッキ(別途3300円)では、ガンダムの頭部や胴体を間近で見られる。