【新型コロナ】30日の神奈川、84人が感染 2人死亡 東海大ラグビー部でクラスター

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で30日、2人の死亡と、10歳未満~90代の男女計84人の感染が新たに確認された。うち31人の感染経路が不明という。

 亡くなったのは、横浜市の70代男性と横須賀市の90代女性。70代男性は基礎疾患があり、横浜市内の病院に入院していた。死因は新型コロナによる肺炎という。90代女性は感染が発表された時点では中等症だった。

 横浜市によると、クラスター(感染者集団)が発生した生麦病院(同市鶴見区)の入院患者の70代男性の感染が判明。同病院の陽性者数は計9人となった。

 相模原市の60代女性は、クラスターが確認されている同市中央区の有料老人ホームの職員。同施設の感染者は計9人となった。

 県によると、東海大学ではラグビー部の寮(秦野市)で生活する10~20代の男子学生20人の感染が新たに判明。同大では教職員と他部の学生を含め感染者は計29人となり、県はクラスターが発生したとみている。

 厚木市の10歳未満の男児は市立荻野小学校の児童で同校は30日~12月1日を臨時休校とした。

 また、横浜市は、11月25日と26日に陽性者と発表した2人はその後の検査で陰性となり、29日に発表した1人は重複計上していたと発表した。

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 横須賀市は30日、50代の市職員2人が感染したと発表。女性職員は市立保育園に勤務しており、12月1日は臨時休園にする。男性職員は福祉部に所属し、横浜市在住だという。

 在日米陸軍は米軍関係者1人の感染を発表した。11月28日に来日した際に空港で検査を受けて陽性と判明し、キャンプ座間(座間、相模原市)に隔離しているという。

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