ロックフェラーセンターのツリー今年は予約制に。見学方法は?

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ニューヨーク冬の風物詩、ロックフェラーセンターのクリスマスツリーが2日に点灯する。毎年多くの人が鑑賞に訪れるが、今年は新型コロナウイルス対策として、予約制かつ見学時間の制限を設けることが分かった

今年で88回目となる点灯式は、無観客で行われ、米NBCが午後8時から10時まで放送する。点灯は、午前6時から深夜0時まで(クリスマスは24時間)。

デブラシオ市長は30日の会見で、「(点灯式の)見学に行くのは、通常の年にすることだ。今年は別の方法で見てほしい」と述べ、テレビで視聴するよう求めた。直接見に行く場合は、予約システムや多くの規定が求められると述べた。

ツリー鑑賞のガイドライン

入り口は?

  • ツリーの見学は、5番街と6番街の間の49ストリートから50ストリートにある専用入り口のみ。(このエリアは車両の通行禁止となる)
  • アイススケートリンクの入り口は、5番街と6番街の間の49ストリート。

見学のルール

  • ゲストは、ロックフェラーセンター周辺に設置されたQRコードをスキャンし、待ち時間を確認する。SMSでテキストメッセージを受け取った後、列に並ぶことができる。
  • ツリーの見学時間は5分間。
  • マスクの着用が義務付けられる。
  • ゲストは、4人毎のグループに分けられ、6フィート離れて並ぶ。
  • ツリーを設置するセンタープラザは、立ち入り禁止となる。

フクロウや不恰好な木の姿が話題に

今年の木は、高さ23メートル重さ11トンのトウヒで、ニューヨーク州オニオンタ(Oneonta)在住のAl Dickさんから寄付された。5万個のLEDライトと、トップには300万個のスワロフスキーを使用したスターを飾り付ける。

ツリーの飾り付けをしていた作業員が、木の中から小さなフクロウを発見した。フクロウはアメリカキンメフクロウで、オニオンタから300キロ近く移動してきた可能性が高いと見られており、「ロックフェラー」と名付けられた。当初オスだと報じられていたが、後にメスと判明。ロックフェラーはRavensbeard野生生物センターに保護され、健康が回復したのちに、野生へと戻された。

ロックフェラープラザにツリーが到着した14日、木を直立させた際に、束ねていた枝がほどけてバラバラになった。いささか不恰好に見える木の写真がSNSに投稿され、「2020年のメタファー」「チャーリーブラウンの最も悲しいクリスマスツリー」と大きな話題になった。

ロックフェラーセンターを所有するティッシュマン・スパイヤー(Tishman Speyer)社のマネジメント・ディレクターEB Kelly氏は、伐採された木は頑丈に梱包され、アップステートから運搬されるため、元の状態に戻るにはしばらく時間がかかると説明。「正常の効果」だとメタファー説を否定した。

ロックフェラーセンターのクリスマスツリーが初めて点灯したのは1931年。大恐慌の最中に、建設現場の労働者が資金を出し合い、6メートルほどの木を購入し、クリスマスを祝ったのが最初と言われる。

▽2019 年の点灯の様子