雲仙・妙見岳に冬の便り 初霧氷観測

霧氷を楽しみながら散策する観光客=雲仙市、妙見岳

 雲仙市の妙見岳(標高1333メートル)周辺で30日、今季初めての霧氷が観測された。地元で「花ぼうろ」と親しまれる冬の便りで初観測時期は例年並みという。
 霧氷は霧の水分が風に吹かれ、氷の結晶として木の枝などに付着する現象。この日は約1~2センチの厚みが見られた。雲仙ロープウェイによると午前8時ごろ、妙見岳駅の気温は零度だった。福岡県から訪れた大学生、中俣佑斗さん(22)は「思いもよらず冬景色に出合えてよかった」と見入っていた。

 


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