対馬全市民に3000円券配布へ 飲食とタクシー需要喚起で

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 対馬市議会は30日、臨時会を開き、新型コロナウイルス禍で落ち込む島内の飲食業やタクシー事業者を支援しようと、全市民に一律3千円の「対馬たべのる券」を配布する事業費約1億円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案など12件を可決、承認した。
 市観光交流商工部によると、島内には国が進める「Go To イート」クーポンが発券できるコンビニがないために、市民による外食需要の喚起が見込めない状況。
 さらに対馬は南北に約80キロと広く、「Go To トラベル」で来島する観光客の多くがレンタカーや観光バスを使い、タクシー利用は低迷しているという。
 「対馬たべのる券」は千円券の3枚つづりで、来年3月14日まで島内の食堂やスナック、バーやタクシーで使える。12月1日時点で対馬に住民登録がある約2万9500人に8日から順次郵送する。加盟店登録は新型コロナの感染対策を講じていることが条件で、島内約200事業者が対象となる見込み。
 このほか市長や市議らの特別職と、一般職の市職員の期末手当を0.05カ月分引き下げる条例改正案も可決した。補正後の一般会計予算総額は約360億300万円。