マーリンズが金銭トレードでシンバーを獲得 ウレーニャはDFA

マーリンズは日本時間12月1日、インディアンスから金銭トレードでアンダーハンドのリリーフ右腕アダム・シンバーを獲得したことを発表した。シンバーはインディアンスがウエーバーで右腕ジョーダン・ハンフリーズを獲得したことに伴い、日本時間11月26日にDFAとなって40人枠から外されていた。なお、マーリンズはシンバーの獲得に伴い、ノンテンダーFA候補の1人だった右腕ホゼ・ウレーニャをDFAとしたことを発表している。

現在30歳のシンバーは、今季インディアンスで14試合に登板して0勝1敗、3ホールド、防御率3.97を記録。2018年にパドレスでメジャーデビューしたときには牧田和久(現・東北楽天ゴールデンイーグルス)と同じアンダーハンドの新人リリーフ右腕として注目された。メジャー1年目の2018年途中にプロスペクト捕手のフランシスコ・メヒアとのトレードでブラッド・ハンドとともにインディアンスへ移籍。2018年は2球団合計で70試合に登板して12ホールド、2019年は68試合に登板して自己最多の19ホールドを記録している。

現在29歳のウレーニャは、2008年8月にマーリンズと契約して以来、チーム一筋でプレーしてきた。メジャー3年目の2017年に自己最多の14勝をマークするなど、先発ローテーションの中心的存在へと成長し、2018年から2年連続で開幕投手を務めたが、2019年は防御率5点台の不振。今季は新型コロナウイルスに感染した影響もあって5試合しか投げられず、0勝3敗、防御率5.40に終わった。

マーリンズはサンディ・アルカンタラ、パブロ・ロペス、シクスト・サンチェス、エリーサー・ヘルナンデス、トレバー・ロジャースの5人のほか、エドワード・カブレラ、ニック・ナイダート、ダニエル・カスターノ、ブラクストン・ギャレットといった有望株など、先発候補を多く抱えており、今季の年俸が375万ドルだったウレーニャはノンテンダーFA候補となっていた。マーリンズは日本時間12月3日のノンテンダーFA期限を待たず、一足先にウレーニャを40人枠から外すことを決定した。

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