買い物かごを自動除菌 イオンリテール 、感染対策と業務軽減に

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 従業員の新型コロナウイルス感染対策と業務軽減のため、イオンリテールは30日、新たに導入した買い物かごを自動で除菌する装置を千葉市美浜区の「イオンモール幕張新都心」で公開した。同店に併設する総合スーパーに1台設置し、従業員が手作業で行っていた除菌作業の一部を自動化する。

 除菌装置は高さ210センチ、幅80センチ程度の電話ボックス形。買い物かご60個を入れて紫外線を照射して除菌する。アームでかごを持ち上げるため、まんべんなく除菌することができる。実験では15秒照らすと、かごの縁などで99.97%の除菌効果があった。

 同社によると、新型コロナの感染拡大を受け、4月から従業員が買い物かごを拭き取って除菌していた。そのため従来にない多大な業務時間が発生し、従業員から感染リスクを心配する声が上がったことから除菌装置の導入を決定。5月に京都市の開発会社に製作を依頼し、9月に完成した。

 従業員1人が1時間拭き取るとかご約200個を除菌できるのに対し、装置では約300個に対応。導入する「イオンスタイル幕張新都心」では1日に延べ約1万2千個の買い物かごを除菌しており、そのうち約3千個を装置で対応する。

 同社によると、装置は既に京都市や埼玉県の店舗で稼働。幕張新都心は3台目で、1階スーパーの入り口に設置する。今後、全国各地のイオン系列店に計11台設置し、効果を検証して拡大を検討する。近藤健司・人事総務本部長は「新型コロナで増えた仕事量を元に戻し、お客様と従業員の感染の不安を解消していきたい」と話した。