43歳のロドニー メジャー復帰を目指して冬季リーグに参加中

現在43歳のフェルナンド・ロドニーは今季16年ぶりにメジャーでの登板機会がなかったが、メジャー復帰を諦めていないようだ。ロドニーはレオネス・デル・エスコヒードの一員として母国・ドミニカ共和国のウィンター・リーグに参加し、現地時間11月29日の試合で初登板。4点ビハインドの8回裏にマウンドに上がり、1イニングを三者凡退に抑える好投を披露した。このままウィンター・リーグで好投を続ければ、メジャーリーグ球団からマイナー契約のオファーが届くかもしれない。

ロドニーは1997年11月にタイガースと契約。2002年5月4日(現地時間)のツインズ戦でメジャーデビューした。メジャーリーグ公式サイトのマット・モナガンは、ロドニーがタイガースの新監督に就任したAJ・ヒンチや現在「ESPN」で解説者を務めるエドゥアルド・ペレス、いずれもアメリカ野球殿堂入りの名捕手であるイバン・ロドリゲスとマイク・ピアッツァなどと対戦経験があることを紹介している。

2009年オフにフリーエージェントとなり、タイガースを離れたあとは毎年のように移籍しながら現役生活を続け、これまでにタイガース、エンゼルス、レイズ、マリナーズ、カブス、パドレス、マーリンズ、ダイヤモンドバックス、ツインズ、アスレチックス、ナショナルズの11球団でプレー。マリナーズ時代の2014年に両リーグ最多の48セーブを記録するなど、これまでに歴代17位の通算327セーブを挙げている。

昨季ナショナルズで自身初のワールドシリーズ制覇を経験したあとフリーエージェントとなり、今年7月末に故障者続出のアストロズとマイナー契約。しかし、メジャー昇格を果たせず、9月上旬に解雇された。40代に突入してもファストボールとチェンジアップのコンビネーションによるパワー・ピッチングは健在であり、ウィンター・リーグでの好投が続けば、メジャーリーガーとしてのキャリアを続行するチャンスが訪れる可能性もありそうだ。

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