5千円ではしご酒 飲み放題 三条・本寺小路 定期開催、次回はXマス

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「Sanjo hop」の参加店で飲食を楽しむ客=三条市本町2

 新潟県三条市の繁華街、本寺小路周辺の店を知るきっかけにしてもらおうと、飲み放題イベント「Sanjo hop」が、定期的に開かれている。新型コロナウイルスの影響で客が減った小路に人を呼び込もうと、バーなどの若手経営者らが企画した。忘年会シーズンを前に、街を活気づけようと奮闘している。

 「Sanjo hop」は参加店舗を何軒回っても、5千円(当日500円増し)の定額で飲み歩きができる。「hop」には、跳ねる、小旅行といった意味があり、小路を軽やかに旅してもらうとの思いが込められ、7月に初めて開催した。

 3回目となった11月27日は小路周辺の13店が参加した。回遊性を高めるため、各店の滞在時間は1時間とし、より多くの店を訪ねてもらう仕組みをつくった。

 前回も来たという燕市吉田中町の自営業男性(61)は「定額でいろいろな店を知ることができる。お得感もあり非常にいい企画」と満足そう。参加店舗が書かれた地図を片手に、ほろ酔いで小路を散策するように楽しんでいた。

 しかし、全国的にウイルス感染が再び拡大している影響も出始めている。市街地の活性化事業などを手掛ける市地域経営課は「市内の居酒屋などの飲食店にも忘年会のキャンセルが出ている」と警戒する。

 三条市旭町1のダーツバー「ONE STAR」は企画の初回から参加している。代表の大鷹亮さん(38)は「秋ぐらいから徐々に客足も回復してきたが、年末に向けてどうなっていくのか」と心配する。「12月は書き入れ時。ウイルスの影響はあると思うが、少しでも盛り上げていきたい」と、イベントに参加した意義を強調した。

 同市本町2のスナック「empty house」を運営し、企画の中心となった橋本泰平さん(24)は「バーなどは密になるといったイメージがあるが、検温や手指消毒などの対策を徹底しながら、より多くの人に本寺小路を楽しんでもらうきっかけになれば」と話す。

 「まだまだ参加してくれるお客さんは少ないが、今後も継続的に開き、イベントとして定着させていきたい」とし、12月もクリスマスに合わせ開催を予定しているという。