綾野剛 実写映画版「ホムンクルス」に主演 心の歪みが見える主人公役 監督は「呪怨」「犬鳴村」の清水崇

山本英夫さん原作の漫画「ホムンクルス」の実写映画化作品の主演に、俳優の綾野剛さんに決定したことが明らかになった。また監督は、「呪怨」シリーズや「犬鳴村」などを手がけ、日本ホラー界を代表する監督である清水崇さんが務めることがわかった。

「ホムンクルス」は、2003年~2011年まで「ビッグコミックスピリッツ」で連載され、400万部の累計発行部数を誇る、カルト的人気作品。記憶も社会的地位もなくした主人公が、頭蓋骨に穴を開ける禁断の実験「トレパネーション」を受けて以来、左目には人間の心の歪みが異形として見えるようになる・・・という物語。Netflixでの全世界独占配信が決定している。

綾野さんは、心の歪みが見える主人公を演じており、公開されたビジュアルでは、赤い背景の前で、右目を右手で押さえ、左目だけでじっとこちら側を見据える綾野さんの姿が映し出されている。

綾野さんは、「世界は瞳に映るモノ、見えているモノが全てでは無いという事実をお届けします」と意気込みを語っている。また清水監督は、「どこのどんな文化圏の人にも通じる“人の脆さ”や“距離感”、その“交差”や“生きる価値観”などを本作で少しでも見つめ直したり、共有してもらえたら…と思います」と、全世界公開を見すえた思いを明かしている。

■綾野剛さん コメント
全てが初めてでした。世界観も、表現も、生き方も。
僕が山本英夫先生の漫画の世界に初めて触れた時、今までに出会った事のない感覚や悍ましさ、人間の奥底に眠る境地がそこにありました。映像作品となる本作にもその世界は確かに存在しました。
世界は瞳に映るモノ、見えているモノが全てでは無いという事実をお届けします。

■清水崇監督 コメント
人の精神面を可視化して描いている原作に惹かれました。
撮影しながら、次第に綾野君はじめとする俳優やスタッフ陣、そして自分のホムンクルスが見えてきました。
どこのどんな文化圏の人にも通じる“人の脆さ”や“距離感”、その“交差”や“生きる価値観”などを本作で少しでも見つめ直したり、共有してもらえたら…と思います。

■山本英夫さん(原作) コメント
人間(肉体)というタマネギの皮をむいていったら、その人の〝魂〟はどんなカタチをしているのか・・・・・・?そんな興味から、『ホムンクルス』を作ったのを覚えています。
それが、10年経った今、、まさか実写映像で見られるとは・・・・・・ とっても嬉しいです!!
しかも、〝魂〟を視る主人公を、綾野剛さんが演じてくれるとはピッタリだと思いました!他の俳優陣も豪華キャストで・・・・・・ はよ見せて。

ホムンクルス
2021年4月2日全国公開
配給:エイベックス・ピクチャーズ
(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ

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