輪島ふぐ、新メニュー 金沢学院大生がレシピ、学食で提供

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 金沢学院大健康栄養学科の3年生7人が1日までに、輪島市産の天然フグ「輪島ふぐ」を使った新メニューを開発した。レシピ集にまとめ、高タンパク、低カロリーの栄養価の高い地元産フグに親しんでもらうための手軽な調理法を提案する。2日に同大の学生食堂で焼き物などの提供を始め、コロナ禍で需要が落ち込んだ輪島ふぐの消費拡大に一役買う。

 同大と市は2019年12月、健康増進や食文化振興などの取り組みで協力する包括連携協定を結んでいる。新たな輪島ふぐの魅力を引き出そうと、市が教材としての活用を提案した。

 メニュー開発に取り組むのは管理栄養士を目指す学生で、11月18日から同学科の飯田範子教授の助言を受けてメニューの考案に取り掛かり、27日に県漁協輪島支所から仕入れた輪島ふぐを使って初めて試作した。

 飯田教授によると、白身魚の王様と呼ばれるフグは高タンパク、低カロリー、低脂質で、低栄養になりがちな高齢者の食事に適しているという。

 学生は子どもからお年寄りまで楽しめるメニュー作りを目指しており、第1弾は火を通してもフグの身が硬くならないよう塩、みそこうじを用いて天ぷらやムニエル、焼き物など5品を仕上げた。

 学生は来年3月までメニュー作成と月2回の試作に取り組む。今月は2、21日に学生食堂で提供し、輪島ふぐを紹介するPOPも掲げて、PR活動にも一役買う。

 全メニュー完成後は、レシピや調理工程をまとめた動画も作成する計画で、飯田教授は「家庭でも輪島ふぐを手軽に味わってもらうことで、地産地消につながればうれしい」と話した。

 輪島市はフグの水揚げ量で何度も日本一に輝くが、今年は新型コロナによる外出自粛や臨時休業で需要が落ち込み、余剰在庫となった。県漁協輪島支所の担当者は「地元食材を県内の学生に食べてもらって、コロナが収まったら輪島に来てほしい」と期待した。