
[ワシントン 1日 ロイター] - 米商務省が1日に発表した10月の建設支出(季節調整済み)は、年率換算で前月比1.3%増と、市場予想(0.8%増)を上回る伸びとなった。民間・公共部門とも支出が増加した。
9月分は前月比0.5%減と、従来の0.3%増から下方改定された。
10月の前年比は3.7%増だった。
10月は民間部門が1.4%増。過去最低水準の住宅ローン金利に加え、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受け郊外や低密度居住地域に移り住む動きにより、住宅事業への支出が2.9%増加した。
一方、ガス・油井掘削など非住宅建設は0.7%減。パンデミックによって原油価格が下落し、第3・四半期の非住宅建設への支出減につながった。設備投資は全体的に回復しているが、非住宅建設の支出は4四半期連続で減少した。
公共部門は1.0%増加した。