映画「JUNO」主演の俳優、トランスジェンダーだと明かす。ヘイトや差別への恐怖も

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映画「JUNO/ジュノ」の主演で知られる俳優エリオット・ペイジさんが、トランスジェンダーであることを自身のTwitterなどで明かした。喜びや周囲への感謝とともに、ヘイトへの恐怖なども綴っている。

ペイジさんが日本時間の12月2日にTwitterに投稿したコメントでは、自身を表す代名詞は「he(彼)」またはジェンダーニュートラルな「they」であり、「私の名前はエリオット」と綴った。

支えとなった周囲の人々への感謝の気持ちを記し、特にトランスジェンダーのコミュニティからは多くのインスピレーションを受けたという。「勇気、寛大さ、そしてこの世界をよりインクルーシブ(包括的)で思いやりのある場所にするための絶え間ない努力に感謝します。できる限りサポートし、より愛ある平等な社会をつくるため努力し続けます」と述べている。

一方で、「この喜びは本物ですが、壊れやすいものでもあります」「ヘイトや“ジョーク”、暴力などが怖いのです」と吐露。トランスジェンダーに対する偏見や差別は陰湿で、当事者を傷つけ大きな影響を与えていると指摘し「私もそのひとりです。攻撃に直面しても、私たちは沈黙しません」と訴えた。

そして、「私は自分がトランスジェンダーであることを愛しています。クィアであることを愛しています」と言い切り、コメントをトランスジェンダーの人々へ向けられた思いで締め括っている。

「ハラスメント、自己嫌悪、虐待や暴力の脅威に毎日さらされているすべてのトランスジェンダーの人々へ。私はあなたとともにいて、愛しています。そしてこの世界をより良い方向に変えるために、私にできることは何でもします。読んでくれてありがとう」

Netflix、出演者データを変更へ

ペイジさんは2007年の映画「JUNO/ジュノ」で妊娠する高校生を演じ、アカデミー主演女優賞にノミネート。BBCによると、2014年に同性愛者であることをカミングアウトし「隠すことや嘘をつくことに疲れた」と語っていた。その後振付師のエマ・ポートナーさんと結婚。LGBTQの権利を守る活動にも加わっていた。

ペイジさんはNetflixの人気シリーズ「アンブレラ・アカデミー」で主演を務めており、シーズン3が製作予定となっている。NetflixのTwitterはペイジさんの告白にリプライ。「愛してるエリオット!」などと投稿している。

VARIETYによると、 Netflixはペイジさんが出演する配信済みの作品全てで名前を「エリオット・ペイジ」にするとしている。12月2日正午現在、アンブレラ・アカデミーの日本版サイトでも、すでに名前が「エリオット・ペイジ」となっていた。