切って貼ってカッパのオブジェ 都城で児童ら制作

松下太紀さん(右奥)とカッパのオブジェを制作した子どもたち

 子ども向け造形ワークショップ「君が主役だ! すてきなアート体験」は11月28日までの3日間、都城市の都原児童センターであった。NPO法人みやざき子ども文化センターが主催。周辺地域の小学生延べ約50人が同センターのシンボルとして、カッパのオブジェを完成させた。
 文化庁などの「JAPAN LIVE YELL project」の一環。同ワークショップではアーティストが宮崎、都城市の児童館や児童センターを訪れ、各施設のシンボルを制作した。
 10月から始まった都原児童センターの担当は、造形作家の松下太紀さん(32)=宮崎市。新聞紙を固めてかたどったカッパに色づけした紙を洗濯のりで貼り、都城に伝わる伝説にちなんだオブジェを作った。
 オブジェは高さ約1.1メートル、横幅約0.45メートルで、同センター入り口に展示している。3日間参加した都城市・明和小6年の岡本啓佑君(12)は「難しいところもあったけれど、みんなで作り上げることができて楽しかった」と話した。

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