新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県内で2日、男女3人の死亡が確認された。新たに感染が判明したのは10歳未満～90代の男女214人で、うち111人が感染経路不明。1日当たりの感染者数は4日ぶりに200人を上回った。
亡くなったのは横浜市の50代男性と、相模原市が発表した90代の男女2人。横浜市の男性は別の疾患で入院していた昭和大学藤が丘病院（青葉区）でクラスター（感染者集団）が発生、11月5日の検査で陽性とされた。相模原市の女性もクラスターが起きた特別養護老人ホーム（緑区）の入所者で、同25日に陽性が判明。同市の男性は同27日の検査で感染が確認された。
横浜市では、クラスターが起きた戸塚共立リハビリテーション病院（泉区）で40代男性看護師が感染、同病院の感染者数は6人になった。別の施設でも感染者が相次ぎ、特別養護老人ホームは28人、有料老人ホームは21人になった。
藤沢市では、サービス付き高齢者向け住宅で30～90代の男女9人の感染が報告され、同施設の感染者は計24人となった。
県によると、東海大湘南キャンパス（平塚市）で学生の男女2人の感染が判明、ラグビー部を含め同大の感染者は33人。大和市でもクラスターが起きた晃風園デイサービスみのりで80代男性利用者が感染、感染者は計15人になった。
横浜市は同一の感染者を重複計上したとして、11月29日の感染者数を1減の79人に訂正した。
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在日米海軍厚木基地（大和、綾瀬市）は2日、基地関係者2人の感染を新たに確認したと発表した。
