産廃処分場候補地 日立市に反対署名8000筆 市民団体提出 意見聞く会も要望

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日立市生活環境部の橋本仁一部長(左)に署名を手渡す「県産業廃棄物最終処分場建設に反対する連絡会」の荒川照明代表=同市役所

茨城県関与の新たな産業廃棄物最終処分場の候補地として、県が日立市諏訪町の採石場跡地を選定したことを巡り、市民団体は2日、市民を中心とする8000筆の建設反対署名を小川春樹市長に対し提出した。市民団体側は「市長には『日立市にごみ捨て場はいらない』と知事に対して言ってほしい」と要望、市側は「市民の声としてしっかり受け止めたい」と応じた。

署名を提出したのは「県産業廃棄物最終処分場建設に反対する連絡会」(荒川照明代表)。10月に署名活動を開始し、1次締め切り分として8000筆を提出した。署名は、市長が知事に「最終処分場建設を受諾しない」と回答することに加え、市として市民の意見を聞く会の開催を求めている。

市は橋本仁一生活環境部長らが対応し、荒川代表が橋本部長に署名を手渡した。連絡会メンバーは「処分場ができると危険な面が増えてすごく怖い」「市にとってメリットはあるのか」「候補地は沢で、水が流れる場所。道路も狭く、計画は机上の空論だ」などと訴えた。

橋本部長は「県主催の住民説明会で出された意見、疑問に県が答えを出していない段階だ。署名はしっかり受け止め、市長に伝えたい」と述べた。

会合後、荒川代表は「目標は5000筆だったが、8000筆は本当にすごい。『計画を初めて知った』という人もいて、(反対運動は)これからだなという感じだ」と話した。連絡会は数万筆を目標に、来年2月末まで署名活動を継続する。