Sansan リモートワークに対応するオンライン請求書受け取りサービス OBCの「勘定奉行クラウド」と機能連携も

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名刺管理サービスを提供するSansanは、請求書をオンラインで受け取り、一元管理ができるサービス「Bill One」の販売を拡大している。5月の提供開始から現在までに数十社が利用。請求書業務のペーパーレス化を実現し、経理業務を効率化することで、企業のリモートワーク推進を支援している。

柴野 亮 Bill Oneプロダクトマネジャー

Bill Oneは、紙・PDFを問わず、請求書をオンラインで受け取ることができるサービス。請求書の発行企業に、メール添付の場合は専用のメールアドレス、紙の場合は請求書受け取りを代行する「Bill Oneセンター」宛てに請求書を送付してもらい、Sansanが保有するAI・OCRの活用やオペレーターの入力によって、請求書情報をデータ化する。データ化した請求書情報はBill One上で画像とともに一覧で管理できるようになる。

Sansanの柴野亮・新規事業開発室Bill OneプロダクトマネジャーはBill Oneについて、請求書の発行企業側では宛先の変更を除けば従来通りの方法で請求書を送付でき、「発行企業の負担が少ない」ことが特徴だと説明。また、Bill Oneユーザーである請求書の受領企業側では、全ての請求書をオンライン上に集約できるため、従来オフィスに届いていた紙の請求書の振り分けや、管理、経理処理などの作業を効率化できる。

11月には、オービックビジネスコンサルタント(OBC)が提供する財務会計システム「勘定奉行クラウド」との機能連携を発表。Bill Oneで受け取りデータ化された請求書情報が、勘定奉行クラウドに自動で反映されるようになる。また、勘定奉行クラウド内の過去の仕訳を学習した上で、受け取った請求書情報を基に自動で仕訳伝票を生成し、経理担当者の業務を効率化する。柴野マネジャーは「今後も連携サービスを増やしていく」と話す。

Bill Oneは現在までに数十社が導入。リリース当初には3カ月間の無償提供を実施し、「大きな反響があった」という。柴野マネジャーは今後の目標として「2021年末までに1000社の導入を目指す」と意気込む。(前田幸慧)