図書館サービス、熊本県と熊本市が連携 1月から貸し出し、返却OK

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 熊本県教委は2日、熊本市と連携し、県立図書館(熊本市中央区)の蔵書を同市内の図書館など計22カ所で貸し出し、返却できるサービスを来年1月に始めると明らかにした。

 県立図書館の蔵書数は101万1090冊(2019年度末時点)で郷土資料などの専門書も多く、利用者の利便性向上を図る。

 新たなサービスの利用は、県立図書館での事前登録が必要。利用者が同館のホームページで借りる本と受け取り場所を指定し、市の図書館に本が届くとメールで通知される。返却も市の図書館でできる。

 システム改修や本の配送費など県教委の事業費は553万円で、財源は国の地方創生臨時交付金で全額賄った。

 2日の県議会一般質問で、古閑陽一教育長は「市町村図書館と連携し、図書サービスの充実に努める」と述べた。無所属の松野明美氏(熊本市1区)への答弁。

 県教委によると、県立図書館は利用者の8割が熊本市在住。県民の利用機会を増やすため来年度以降、他市町村との連携も進める。(中尾有希)