流鉄 流山線 5000形 流星、色やデザインを更新して1月に登場

常磐線 馬橋から分岐し、千葉県流山市の流山まで結ぶローカル私鉄、流鉄 流山線。

この流山線を行く5000形 流星 クモハ5002+クモハ5102(もと西武 新101系 クモハ275+クモハ276)が、新しいデザインで1月に登場する。

外観は、オレンジの下地にブルーの帯とNの文字。もともと白い帯とNの部分が青に変わるイメージ。前面窓のブラック部も同色の青に変わる。

ヘッドマークも丸形からホームベース形に変更。杉本聖奈さんがデザインしたイラストが入る。

また、車内のつり革にも杉本聖奈さんの描き下ろし56種類の表情豊かなネコのイラストが散りばめられている。

杉本聖奈さんは2018年、「人と鉄道が織りなす世界を表現し、鉄道と利用者に活力を与える創作活動」が評価され、日本鉄道賞(国土交通省)表彰選考委員会特別賞を受賞。

受賞理由について国交省はこう伝えている。

「日本各地の鉄道に乗車し、鉄道の絵を描き続けている杉本聖奈さんの作品は、車両とともに車内の乗客の姿をとらえ、それぞれの表情を丹念に描き込まれ、さまざまな人が乗車する様子からは鉄道に乗る楽しさが伝わってきます」

「『鉄道の表情は乗客がつくる』という一貫したコンセプトのもと、オリジナルの視点で制作された数々の作品と創作活動は多くの人々に鉄道の新たな魅力に気付かせ、伝えるものであり、ここに『アートで新たな鉄道の魅力創造』特別賞を授与します」

今回更新した5000形 流星 編成は、2010年に西武から流鉄に渡り、2011年から営業運転に入っていた。

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