「七人の秘書」が衝撃の最終章に突入。 影の軍団の元締め・萬の過去がついに明らかに

テレビ朝日系連続ドラマ「七人の秘書」(木曜午後9:00)が、12月3日放送・第7話でついに最終章に突入。信頼していた仲間の裏切りや、影の秘書軍団の元締め・萬敬太郎(江口洋介)の人生を狂わせた衝撃の過去が明らかとなる。

本作は、目立たないことを極意とし、要人に仕える名もなき秘書たちと、その元締めとなる影の男が、副業の人助けで非情な権力者たちを一掃し、理不尽だらけの日本社会を裏で操り変えていく痛快ドラマ。木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、大島優子、室井滋、江口洋介が“影の仕事人”に扮(ふん)し、人知れず悪の存在を潰していくさまを描いている。

第6話で、自身と母親を捨てた父・白鳥六郎(リリー・フランキー)と衝撃の再会を果たした、慶西大学病院病院長の秘書であるパク・サラン(シム)だったが、その余韻も冷めやらぬ中、サランがなんと秘書軍団の最大の敵である財務大臣・粟田口十三(岸部一徳)と密会するシーンで幕を閉じていた。

第7話は、そんなサランが音信不通となる不穏な幕開けを迎えることに。恩人の萬にすら連絡もないまま行方をくらませたサランの行動に、大きなショックを受ける望月千代(木村)たち。粟田口との決戦を前に、秘書軍団に暗雲が立ち込める。

さらに第7話では、かつて粟田口の秘書をしていた時代の萬の姿も描かれる。萬は粟田口に心酔し、夢中で尽くしてきたものの、罠(わな)にはめられてしまい、収賄の罪で刑務所に入れられていた。それ以降、粟田口への復讐(ふくしゅう)を誓って生きてきた萬だったが、江口が「萬は、ほかのメンバーに自分と同じようなつらい経験をさせてしまうことになるんじゃないかと、自分のこと以上に恐怖を感じている」と語るように、今一歩、復讐へと踏み出せない様子。しかし、千代たちの正義感に背中を押され、ついに粟田口を潰すべく本格的に動きだす。

江口は、ベテランの岸部と対峙(たいじ)することになり「これまでにも一徳さんとは何度も共演させていただいていて、結構敵対する役が多かったんですけど、今回は今までと全然違いますね。とにかく粟田口の京都弁が怖いんですよ! 僕は関東出身なので、本心を見せない感じの淡々とした京都弁の言い回しが、粟田口のキャラクターをさらに膨らませていて本当に怖いです。手に汗握る心境でやらせていただきました。
7人に追い込まれた時、粟田口がどうなるのか、その時、一徳さんとの芝居はどうなるのか…僕も今からそれが楽しみです」と役者魂に火が付いている様子。

そして、怒濤(どとう)の展開を迎える最終章への突入に、江口は「秘書たち、千代の兄・一男(マキタスポーツ)も含めてそれぞれが抱えている問題って、実はすべて粟田口に関係しているんですよね。姿をくらましたサランを救わなきゃいけないという思いと、みんなを危険な目に遭わせてしまう可能性を前に、萬は迷います。失敗したら全員が刑務所行きだという恐怖心にどういう気持ちで向き合うのか…相当な覚悟が必要ですよね。これまでとはスケール感が違う緊迫感の中、7人が集結して日本のドンに立ち向かっていく姿に注目していただければと思います」と見どころをアピールしている。

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