元ホテルマンが一念発起!観光地・小樽の危機感と使命感

「地元で仕事がしたい」「地元を活性化させたい」「地方活性化に携わりたい」
そんな考えを持って「まいぷれ事業」に参画された方の中には、まいぷれ事業で独立・開業をされた方が20名以上いらっしゃいます。 今回は、北海道小樽市の株式会社みなとまち情報社 代表の湊さんにお話をうかがいました。

プロフィール紹介

■株式会社みなとまち情報社 代表取締役 湊 一浩さん

元々ホテルマンとして地元・小樽の観光業に長年携わっていたが、「小樽の街をもっと活性化したい」と一念発起して2018年1月に起業。現在は「まいぷれ小樽市」の運営を通じ、150を超える地域の店舗・団体と連携して動いている。

インタビュー

起業/事業参入のきっかけ

Q.創業を考え始めたきっかけは何ですか?

地元小樽の将来への危機感と直面した課題がきっかけです。企業の代表として地域活性に貢献したいという想いでした。

私の住む小樽は、観光地として名が知られていますが、全国的にもトップクラスで人口減少、高齢化が進み、一市民として将来に不安を感じていました。人口減少の問題はすぐに解決できないとはいえ、観光収入を増やすことによって税収を増やし住民サービスに還元することが必要な中、小樽は通過型観光地と呼ばれ、宿泊者を増やすことが課題となっています。前職がホテル勤務のため、その課題を身近に感じていたので、地域活性化を通して街の魅力を増やし宿泊者を増やしたいと考えていました。

前職のつながりから商工会の青年部に入り、イベントの実行委員会など、地域活性化事業に参加するようになりましたが、常に共通する課題として資金のない活動が多く、宣伝、告知で苦労することを知りました。

並行して地域活性化や観光振興について勉強するうち、地域の事業者や行政が参加して観光地をマネージメントする組織「DMO」の存在を知り、小樽にも必要だと思いました。将来小樽にDMOができるときに自分も関わりたいと思い、そのためには自分で会社を経営して企業の代表として参加したいと考えるようになっていきました。

Q.まいぷれ事業に興味を持ったポイント、加盟を決めた理由は何でしたか?

事業内容が自分のニーズとマッチしたためです。融資サポートもあり創業の道筋が見えたと感じました。

フランチャイズ開業サイトから『まいぷれ』を知り、これなら自分で会社を経営しながら地域活性化に貢献できるので、私のニーズにぴったりはまる事業だと感じ、問い合わせをしました。自分が本当に経営者になれるのか、自信もなく様々な葛藤がありましたが、何かを始めないと前に進めないと思い、事業体験講座「まいぷれアカデミー」だけでも受講しようと申込みました。

「まいぷれアカデミー」を受講し、事業内容のより詳細まで知った上で自分のニーズとマッチしていると感じられた点はもちろん、創業融資申請サポートなど、起業までのバックアップも充実していると感じ、創業への道筋が描けたため、帰りの飛行機で契約しようと心に決めました。

また、創業には周囲の理解も大切かと思いますが、家族が創業を応援してくれたことも大きかったです。勤めていた職場は引き止めもあり、引継ぎなど含め退職には苦労がありましたが、地域での人脈を形成していく上で、力を借りることができました。

事業へ取り組んでみた感想

Q.実際にやってみて良かったことは何ですか?

同じく地域を盛り上げたい方々との新たな出会いに刺激を受ける日々です。

様々な業種、業態の方と関われること、地域の人との繋がりが爆発的に増えました。

子育て支援、観光、イベント開催など、さまざまなアプローチから小樽のことを考え、地域活性化の活動をしている方とつながりができ、その方々と意見交換することが刺激になっています。

自分の夢も膨らみますし、今は各々がそれぞれ活動している点の状態ですが、今後これを線としてつなげていけるような動きもしていきたいです。

地域店舗の方と商談中の湊代表

Q.逆に、実際にやってみて大変だと感じたことは何ですか?

A.経営者として会社を持続可能な状態にもっていくのは、自分の努力がすべてということです。

フューチャーリンクネットワーク(まいぷれ本部)の持っている知見やサポートをうまく活用しながら、自己判断で自由に使えるようになった時間を効率よく使えるようスケジュールを管理し、自分に甘くならないように気を付けています。起業するときも、サイト立ち上げ時・運営中もFLNからのバックアップは充実していると思います。実際、営業経験がなかった自分も、研修で学んだことをそのまま実践しているだけで契約が取れています。

しかし、実際に現地で動き、売上を作っていくのは自分自身。フューチャーリンクネットワークのサポートに頼りすぎず、経営者としての責任と覚悟をもって、会社を持続可能な状態に持っていくためには、自分の努力が全てだと思っています。

『まいぷれ』のようなストックビジネスは契約件数が増えると継続して収入があるのである程度安定しますが、安定するまでにかける時間が重要だと感じています。どんな商売でも同じかもしれませんが、最初は赤字からスタートし、それをいかに早くに黒字経営に持っていくか、自己資金との勝負です。今はいかに効率よく黒字化に持っていけるかが課題です。コンスタントに掲載店を増やしていくために、契約見込みのある地域店舗・事業者を切らさないよう、アプローチを続けていくことを意識しています。

コロナ禍での経験

Q.2020年、新型コロナウイルスの流行により全国各地で新しい生活様式が導入されました。湊さんのエリアでは、影響はいかがでしょうか?

むしろ売上は伸びています。というのも、これまで飲食店を多く営業先にしてきたのですが、新型コロナウイルスの影響で広告費を出すのが難しいお店もあります。そこで、今まであまりアプローチして来なかった美容関係や教育関係へのアプローチに切り替えました。

他にも、全国的にも先駆けて地元タクシー企業とタッグを組んでデリバリーサービスを手掛けたり、WEBページ上でテイクアウトの情報をまとめて発信したりと様々な形で地域のために活動しています。そうした取組みが地元の新聞に取り上げられ、「まいぷれ小樽」の知名度アップにもつながりました。

まいぷれは本部が主管となって全国の運営社同士がお互いの経験を共有できる場も用意されているので、そうした場に積極的に参加して横のつながりをつくったり日々勉強したりしています。

事業継続にあたっての想い

Q.事業継続に当たって、ご自身のモチベーションとなっているものは何でしょうか?

自分が立ち上げた会社を続ける使命感小樽に貢献したいという想いです。

創業時、自己資金が不安だったため、融資制度を利用しましたが、一時融資が下りなくなりそうになり目の前が真っ暗になったのを今でも忘れません。フューチャーリンクネットワークの方が金融機関との間に入ってくださり融資を受け起業できましたが、事業スタート時の苦労の分、この会社をしっかり続けていく使命感は強くなりました。私は契約前に他社の失敗談などを聞いても決意は揺るがなかったと思いますが、参入検討中の方々は、過去の失敗事例なども知った上で、経営者となる覚悟をもって参入いただけると良いと思います。

また、ビジネスですので想いだけでは継続できないことは事実ながら、最終的には小樽の地域活性に貢献していきたいという想いが自身をモチベートするにあたって大きな力となっています。


全国各地で「まいぷれ運営」事業に取り組まれる方には、湊さんのように個人創業で取り組まれる方、既存法人内での新規事業として取り組まれる方、様々な方がいらっしゃいます。しかし皆さん共通するのは「地域を元気にしたい」という想いです。

その想いをもった方が継続的に活動できるよう、収益化の仕組みをつくって事業をサポートしていくのが我々株式会社フューチャーリンクネットワークの使命と考えています。

全国の事例を収集しながら、各地の皆さんが気持ちよく活動できるよう制度・仕組みを整えて伴走し続けています!


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