『マッドマックス 怒りのデス・ロード』イモータン・ジョー役、ヒュー・キース=バーン死去、関係者がその死を悼む

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『マッドマックス』(1979年)でトーカッターを演じ、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)ではイモータン・ジョーを演じた俳優ヒュー・キース=バーンが亡くなった。73歳だった。

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同氏はオーストラリアで俳優としてのキャリアをスタートさせ、1967年にバーバラ・バーノンが製作したテレビシリーズ『ベルバード』で初出演を果たした。60年代から70年代初頭にかけては、ブライアン・トレンチャード=スミス監督のアクション映画『スカイ・ハイ』(1975年)のモリー・グロッセ役をはじめ、様々な映画に出演。1979年に公開されたジョージ・ミラー監督作品『マッドマックス』では暴走チームのトーカッター役を演じたことで一躍有名になった。30年近い時を経て2015年には、トム・ハーディ主演『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で再びミラー監督とタッグを組み、荒野の支配者のイモータン・ジョーを演じた。

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『スカイ・ハイ』のトレンチャード=スミス監督は、追悼の意を表した。
「ヒューは寛大な心を持っていて、困っている人に手を差し伸べたり、ホームレスの若者に居場所を提供したりしていました。彼は、話題になるずっと前から、社会正義と環境保護について気にかけていました。彼の人生は、人間性の一体感という感覚に満たされていました。私たちは彼の模範と友情を失うことになるでしょう。」

『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』で共演したシャーリーズ・セロンはTwitterで追悼した。

「ヒュー・キース=バーンさん、安らかに。あなたは優しくて美しい魂の持ち主でしたので、悪の武将を上手く演じられたのは素晴らしいことです。深い悲しみに包まれています。」

キース=バーンは、ジョン・アイルズら『マッド・マックス』ゆかりのキャストらとともに、2019年11月に日本各地で行われたファンイベント「マッドマックス・コンベンション2019」に参加。劇中での印象とはうって変わってニコニコと笑顔でイベントを楽しみ、ファンと交流していた。

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