女優、モデルのみならず、歌手、文筆などマルチに活躍する池田エライザの初監督映画「夏、至るころ」が4日から公開される。
同作で主演に抜てきされたのが、昨年俳優デビューした倉悠貴。大阪府出身で昨年、地元でスカウトされ、いきなりフジテレビ系のドラマ「トレース~科捜研の男~」で俳優デビュー。その後も、メ~テレ「his~恋するつもりなんてなかった~」、Netflixオリジナルドラマシリーズ「FOLLOWERS」などに出演した。
「倉は池田と『FOLLOWERS』の現場で初対面。そのときは特に会話することもなかったが、その後、突然オファーがあって驚いたのだとか。撮影当時は10代だったというが、池田は周囲に『思い描く主人公は彼しかいなかった』とうれしそうに話していたという。スカウトされ、演技経験もないのにいきなり二階堂ふみ、土屋太鳳らが所属するソニー・ミュージックアーティスツに入れるのだからかなりの逸材」(映画業界関係者)
倉は一部媒体のインタビューで池田の監督ぶりについて、「厳しく怒るときもあれば、優しく指導されるときもあったし、かと思うと何もせずにただ見守ってくださるときもあったりと、もう全てがありました」、「この監督さんがOKと言ってくれるのなら、本当にOKなんだと素直に思えましたし、完全に信頼することができました。すごく愛情を注いで育てていただいた感があります」などと撮影時を振り返っている。
来年は主演作「衝動」、さらに、海外でもすでに認められているJホラーのけん引する清水崇監督の「樹海村」も公開予定。
今後、ブレイクしそうな俳優候補の1人であることは間違いないようだ。