衛生基準クリアでも発生 県内鳥フル、防疫の難しさ直面

殺処分した鶏の埋却作業などが行われた都城市高崎町の養鶏場周辺=3日午前9時58分(遠距離から望遠レンズで撮影)

 県内で鳥インフルエンザが発生した三つのブロイラー養鶏場は、県が11月までに国の飼養衛生管理基準による立ち入り検査を行い、「改善指導の必要はない」と判断されていた。基準を満たした施設ですらウイルス侵入の被害に遭ったことで、多くの養鶏農家が防疫の難しさを突き付けられた形となった。識者は「リスクを限りなくゼロに近づける努力が必要」として徹底した防疫の継続を求める。

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