「12月、山口市はクリスマス市になる。」 「恋するピンチョス」初開催

▲12月1日の「クリスマス市祝賀祭」で提供されたピンチョスやタパス

 日本で初めてのクリスマスミサ(1552=天文21年)がここ山口で執り行われたとの史実を地域のブランド力向上やにぎわいにつなげようと、「日本のクリスマスは山口から」事業は1997年の初開催以来20年以上、地域の人たちの手により続けられてきた。コロナ禍の今年も「日本のクリスマスは山口から実行委員会」(岡部達矢委員長)は、「12月、山口市はクリスマス市になる。」と宣言。趣旨に賛同する催しが、新型コロナウイルス感染拡大防止を図りながら、山口市を舞台に繰り広げられている。

 飲食店を巡るスタンプラリー「恋するピンチョス」は、初めての試み。市内4店舗が、フランシスコ・サビエル(ザビエル)の故郷で「美食の聖地」として知られるスペイン・バスク地方の料理などを提供。1店舗訪問するごとに、スマートフォンアプリにスタンプを押すことができ、復刻されたグリンパーク銘菓「サビエル塔」が10人に当たる抽選に、1スタンプから応募できる。参加店舗は、イソズバー(山口市湯田温泉4、http://isos.bar)、イタリア食堂ベケ!?(山口市野田2、https://www.bechee.com/)、セントコア山口(山口市湯田温泉3、https://www.centcore.com)、wine & cidre bar 和音~わおと(山口市小郡下郷、https://www.facebook.com/waoto.wine.cidre/)。料理の内容や提供日時は店舗ごとに異なり、イソズバー以外は予約が必要なので、事前に確認を。

 イタリア・ベネチアを拠点に、世界中で活躍するガラス作家・土田康彦の作品展は、12月5日(土)・6日(日)の午前10時から午後6時までボルボ・カー山口ショールーム(山口市大内矢田南1)、8日(火)から13日(日)までの午前10時から午後4時まで豆子郎茶藏庵(山口市大内御堀1)で開かれる。8年前の山口市滞在以来の市内での個展で、和菓子とベネチアンガラスのコラボレーションも楽しめる。

 その他イベントの詳細は、公式ウェブサイト(http://www.xmas-city.jp/)を参照のこと。

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