Rソックスとロッキーズでマイナーリーガー同士のトレードが成立

レッドソックスは日本時間12月4日、ロッキーズとのトレードが成立し、マイナーリーグ左腕のヨアン・アイバーを放出してマイナーリーグ内野手のクリスチャン・コスを獲得したことを発表した。ともにメジャー経験はなく、現在23歳のアイバーは2018年に外野手から投手へ転向し、2019年はA級とA+級でプレー。一方、現在22歳のコスは2019年にルーキー級でプレーし、二塁、三塁、遊撃の3ポジションでそれぞれ13試合以上にスタメン出場した。

レッドソックスからロッキーズへ移籍したアイバーは、ドミニカ共和国出身の23歳で、2013年7月に外野手としてレッドソックスと契約。母国・ドミニカ共和国のサマー・リーグでプロ野球選手としてのキャリアを開始したが、課題の打撃力がなかなか向上せず、2017年はA-級とA級で合計80試合に出場して打率.230、2本塁打、32打点、7盗塁、12四球、105三振、OPS.589に終わった。

その後、外野手としてのキャリアに見切りをつけ、強肩を生かして2018年から投手に転向。ルーキー級からの再スタートとなったが、2019年にはA級とA+級で合計44試合(すべてリリーフ)に登板して56回2/3を投げ、1勝3敗、10ホールド、防御率4.61、70奪三振をマークしている。

一方、ロッキーズからレッドソックスへ移籍したコスは、2019年のドラフトでロッキーズから12巡目指名を受けてプロ入り。プロ1年目の2019年はルーキー級で53試合に出場し、打率.332、11本塁打、51打点、10盗塁、出塁率.447、OPS1.052の好成績をマークした。

守備面では二塁手として18試合、三塁手として18試合、遊撃手として13試合にスタメン出場。合計10失策とミスは多かったものの、大学時代には外野の両翼を守った経験もあり、内外野の多くのポジションを守れることはメジャー昇格を目指すうえで強みの1つとなりそうだ。

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