2020年12月4日、三菱はクロスオーバーSUVのエクリプスクロスのマイナーチェンジモデルを発売した。新たにプラグインハイブリッドモデルのPHEVを追加するなど、三菱の電動化をさらに加速させる。価格はPHEVモデルが384万8900円〜447万7000円、ガソリンモデルが253万1100円〜334万6200円（税込）となる。＞＞
やっと真打ち登場！ 燃費も文句なし
今回のマイナーチェンジで大きなトピックは念願のPHEV（プラグインハイブリッドモデル）の追加だ。アウトランダーPHEVと同じ電気のみでの走行も可能で、57.3km（WLTCモード）を電気のみで走行できるのは嬉しいポイントだ。昨年2019年に追加されたディーゼルモデルが廃止され、ハイエンドモデルにPHEVが加わったというイメージだ。
気になる燃費はWLTCモードで16.4km/Lをマークする。アウトランダーと同じ電気のみでの走行も可能で、57.3km（WLTCモード）を電気のみで走行するできるのは嬉しいポイントだ。ちなみに同じユニットを搭載するアウトランダーPHEVは57.6kmを電気のみで走れることを考えると、やはりエクリプスクロスPHEVはスポーティに振った性格が与えられていることがわかる。
三菱、本気の改良！ 内容はフルモデルチェンジ並
もちろん手が加えられたのはPHEVの追加だけでなく、内外装デザインにもかなり変更がなされている。
まずはエクステリアだが、先代モデルから全長を140mm拡大したほか、前後ライトの意匠変更をしたことにより、見た目を一新。全長が伸びたことによりラゲッジルームを拡大させるなど、使い勝手の向上もなされている。
またボディーカラーにダイヤモンドホワイトが新設定されるなど、マイナーチェンジとは思えないほどの変わりっぷりだ。
車内に目を移すと、エクステリアほど大きな変更はない。だが、これまでメーカーオプションのディスプレイオーディが7インチであったが、新型は8インチナビゲーションに変更されるなど時代に即した改良がなされている。
先日発表された中期経営計画には、2021年度までに国内にPHEV車を2車種投入とあった通り、このエクリプスクロスPHEVが新生三菱の第一弾である。今回の新モデル投入で電動化をさらに推し進めた三菱だが、さらにダカール・ラリーやWRCなどで培った技術を生かし、三菱にしかできない電動車を今後も期待したい！
【筆者：MOTA編集部 木村 剛大】
