バックオフィス業務のリモートワーク対応が急務 @関西 総務・人事・経理 Week 企業・官公庁・学校・病院などが来場

展示会名:第5回 関西 総務・人事・経理 Week
会期:2020年11月11日(水)~11月13日(金)
会場:インテックス大阪 2・4・5号館
主催:リード エグジビション ジャパン
出展者数:191社
来場者数:8676人
出展者層:働き方改革・人事労務・福利厚生・会計財務・法務知財・防災等のメーカーや商社
来場者層:企業・官公庁・学校・病院の総務・人事・経理・法務部門、経営者
構成展:第5回 関西 働き方改革 EXPO、第5回 関西 HR EXPO、第5回 関西 オフィスサービス EXPO、第5回 関西 会計・財務 EXPO、第5回 関西 オフィス防災EXPO、第4回 関西 福利厚生 EXPO、第2回 関西 法務・知財 EXPO

▲9月の東京での開催に引き続き、リモートワーク関連の製品・サービスを求めている人が多い

人事・経理・法務など企業の総務部門担当者向けの展示会「総務・人事・経理Week」では、労働環境の改善や業務効率化を推進する商材を探しに、企業、官公庁、学校、病院などの担当者が集まった。電子印鑑に関心を寄せる人が多く、感染症の拡大によるリモートワークの広がりの影響が垣間見られた。

「働き方改革展」では、FCEプロセス&テクノロジー(東京都新宿区)がロボットによる事務作業を自動化する、RPAツールを展示した。建設から福祉まで幅広い業界から、経営者や事務の担当者などが来場し、デモ機の体験コーナーには3日間で500人以上が訪れた。「業務効率化ができるITツールを探す人が多かった。数年前から電話やメールを利用したインサイドセールスも進めているが、展示会でのリード獲得は大きい」(信原有希さん)

「人事・採用展」では、システムの開発のスタメン(名古屋市)が、会社と従業員、従業員同士の信頼をつなぎ、組織力を高めるためのエンゲージメントツールを紹介した。金融やスーパー、トレーニングジムといった中小から大企業まで、主に経営者が来場した。SNSのようにスマートフォンだけで社内コミュニケーションができるので、テレワーク時に利用したいという要望が高かった。「サンクスメッセージやMVP表彰など、企業ごとにカスタマイズができる点も人気だった」(内ヶ島隆生さん)

▲段ボール製の防災用品で毎年出展していた東明工業(愛知県知多市)では、今回は段ボール製の「プライベートルーム」が好評だ

「防災展」では、航空機のシステム製品を担う東明工業(愛知県知多市)に、総務や防災担当者らが集まった。感染症対策として、オフィスや自宅で使える段ボール製のプライベートルームが注目された。「パーテーションや机、椅子も段ボールなので、不要になれば資源ごみにできる。来場者とのやり取りからニーズを発掘できることもある」(早水陽平さん)

「福利厚生展」では、健康管理のアウトソーシングを手掛けるメディカルトラスト(東京都千代田区)に、人事や労務、社労士らが訪れた。産業医を派遣し、医師との面接や健康診断の結果判定などを行う。「医療は高齢者向けだと考えている人が多かったが、今後の企業評価には、従業員の健康管理も影響するだろう」(山田康弘さん)


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