4年半の暮らしを懐かしむ 熊本地震の仮設団地でお別れ会

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 熊本地震の被災者が入居する御船町滝川の今城仮設団地(33戸)で5日、入居者や元住民によるお別れ会があった。同町最後の建設型仮設団地で、残る2世帯も年内に退去が完了する予定。

 町地域支え合いセンターが、団地閉鎖前の最後の思い出作りにと企画。再建した自宅や災害公営住宅(復興住宅)に移った元住民ら約50人が集まった。

 住民らは、これまで同団地で開かれたイベントやボランティアとの交流をまとめたスライドショーを観賞。地震から4年半の歩みを懐かしむように、会話に花を咲かせた。

 年内に自宅再建予定の江藤弘さん(76)は「仮設団地で人の温かさや思いやりにたくさん触れた。まもなく退去できるのも、いろんな人に支えられたおかげ」と振り返った。

 町は地震後、今城などプレハブ14カ所と木造7カ所の建設型仮設団地計21カ所に425戸を整備。木造は町営住宅として一部活用しており、プレハブは年度内にすべて解体を終える。

 町によると、11月末時点で3世帯6人が借り上げ型のみなし仮設住宅に入居している。(立石真一)