【新型コロナ】5日の神奈川、新規感染192人 高齢者2人が死亡

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で5日、70~80代の男女2人の死亡が確認された。新たに感染が判明したのは10歳未満~90代の男女192人で、うち89人の感染経路が不明という。

 亡くなったのは横浜市在住の70代男性と80代女性。男性は11月7日、女性は同25日に陽性が判明し、入院中に病状が悪化し、新型コロナによる肺炎で死亡した。慢性腎不全などそれぞれ基礎疾患があったという。

 同市では、既に利用者ら2人の感染者が出ている特別養護老人ホームで新たに4人の陽性が判明。市はクラスター(感染者集団)と認定した。

 相模原市では、国立病院機構相模原病院(南区)に勤務する男性看護師と男性放射線技師の陽性が判明。横須賀市では、市立市民病院の感染症病棟に勤務する看護助手や、在日米海軍横須賀基地従業員の感染が判明した。別の市立小学校に通う男子児童2人の感染も確認され、各校は8日まで臨時休校とした。

 秦野市の10~20代男性2人はクラスターが発生している東海大学湘南キャンパス(平塚市)の運動部員。

 県は、11月30日に感染者として公表した愛川町の30代男性について、患者発生届を取り下げたと発表した。

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