12月5日(土)、2020年F1第16戦サクヒールGPのフリー走行3回目が行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークした。チームメイトのアレクサンダー・アルボンは6番手となっている。
気温21度、路面温度は29度というコンディションで、現地時間17時にセッションがスタート。開始直後からピエトロ・フィッティパルディ(ハース)がソフトタイヤで走り込んだ。
開始から15分を過ぎたところで各車コースに出始める。ウイリアムズ勢やアルファロメオ勢、ランド・ノリス(マクラーレン)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)などがソフト、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)やルノーのダニエル・リカルド、エステバン・オコンらがハードタイヤ。レーシングポイント勢はミディアムタイヤだ。
ハードのリカルドが55秒311、ソフトのルクレールが55秒253と、序盤にフィッティパルディの記録したタイムを上回る。ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)やマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がハードタイヤでルクレールを上回るが、ソフトのボッタスが55秒010でトップに立った。
サクヒールGP初日をトップタイムで終えたジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)がソフトで55秒ジャストのタイムを記録。だが再びボッタスが0.1秒差でトップを奪い返すと、さらにタイムを縮め54秒523をマークした。
セッション後半になるとベッテルが2番手に浮上。一方メルセデス勢は3セット目のソフトタイヤを投入し、ワンツー体制を築く。そのメルセデスに続くタイムをマークしたのがアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)で、タイムはトップと0.5秒差の54秒845。その後はノリスや、ミディアムを履くアルボンがメルセデス勢の間に割って入る。
さらにフェルスタッペンがメルセデスを0.2秒上回る54秒064を記録しトップに躍り出る。その後ろではガスリーが54秒427で3番手だ。終盤は各車予選シミュレーションを行いタイムを更新するが、結局フェルスタッペン、ボッタス、ガスリーというトップ3で終了。ホンダPU勢4台のうち2台がトップ3に入り、アルボンは6番手、ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)が12番手となった。
■2020年F1第16戦サクヒールGPフリー走行3回目 リザルト
Pos. No. Driver Team Time Laps
1 33 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 54.064 23
2 77 V.ボッタス メルセデス 54.270 20
3 10 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ 54.427 24
4 31 E.オコン ルノー 54.453 21
5 4 L.ノリス マクラーレン 54.606 15
6 23 A.アルボン レッドブル・ホンダ 54.629 22
7 63 G.ラッセル メルセデス 54.664 20
8 11 S.ペレス レーシングポイント 54.678 20
9 18 L.ストロール レーシングポイント 54.693 18
10 55 C.サインツJr. マクラーレン 54.720 16
11 99 A.ジョビナッツィ アルファロメオ 54.845 20
12 26 D.クビアト アルファタウリ・ホンダ 54.850 23
13 16 C.ルクレール フェラーリ 55.854 21
14 3 D.リカルド ルノー 54.857 15
15 5 S.ベッテル フェラーリ 54.858 17
16 7 K.ライコネン アルファロメオ 55.171 20
17 20 K.マグヌッセン ハース 55.347 19
18 6 N.ラティフィ ウイリアムズ 55.493 21
19 51 P.フィッティパルディ ハース 55.666 21
20 89 J.エイトケン ウイリアムズ 55.670 23